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「ザ・センチネル 陰謀の星条旗」 [映画]

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〔2006年/アメリカ〕


マイケル・ダグラスは、レーガン大統領暗殺を阻止した過去を持つ、
シークレットサービスの一員。


アメリカのシークレットサービスは、
141年の歴史の中で、一度も背信者を出した事がなく、
ダグラス自身も自分の仕事に誇りを持ってきた。


ところが、ダグラスの同僚が自宅で射殺され、
同じくシークレットサービスの一員である
キーファー・サザーランドが調査に当たった結果、
自分たちの仲間の中に内通者がいて、
さらには大統領暗殺計画まであるとの疑惑が出てくる。


様々な調査の結果、
内通者の条件を満たす者はダグラスしかいないとの結論が出てしまい、
サザーランドはダグラスの逮捕を決る。


昨日まで有能なシークレットサービスの一員だったダグラスが
逃亡者となり、
さらには逃亡しながら、
本当の裏切り者を探すのであった。





しかしまぁ、マイケル・ダグラスが内通者でない事は、
観ていればすぐに分かるのであるが、
それよりなにより、
彼は別の面で、とんでもない事をしでかしてくれちゃっているんである。
「そっちかよ!」と言いたくなるような事を。


それがいかにも彼がしそうな事なので笑えるんだな。
ダグラスは自分を笑おうとしているのか?
だとしたら、凄い男だな。
ますます好きだよ。


シークレットサービスの仕事ぶりはとても興味深く観たが、
全体的に緊迫感が薄く
今一つだった。


評価 ★★☆☆☆

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◆金輪際◆ [本]


金輪際

金輪際

  • 作者: 車谷 長吉
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1999/11
  • メディア: 単行本



随筆のような小説のような内容の短編集。
主人公の子どもの頃の出来事を描いた文章には、
大変に心惹かれるものがある。


暗いといえば、とても暗いのであるが、
時代の背景も大きいと思う。
著者は昭和二十年生まれで、
子ども時代は、皆、あんなものだったのだろう。


著者は、とても自己評価の低い人であるように思われてならない。
世間一般からしたら、
とても優秀な経歴であるにもかかわらず。
元々の気質なのか、
何かの体験からそうなったのかは分からぬが。


一冊読むと、別の作品を読みたくなるような、
そんな作家だ。

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