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「ザ・ワン」 [映画]

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〔2001年/アメリカ〕


宇宙には125のパラレルワールドがあり、
各ワールドには、自分と同じ人間がいて、
それぞれが、互いの存在に気付かずに、
似て非なる生活を送っているという。


しかしユーロウ(ジェット・リー)は、
宇宙でただ一人の人間、「ザ・ワン」になりたいと考え、
123人の自分を殺してきた。
そして最後の一人の自分、ゲイブ(ジェット・リーの一人二役)を殺しに、
この世界にやって来る。
異次元間を行き来する事は、禁じられているにもかかわらず。


この世界で警察官として立派に仕事をし、
私生活では妻と深く愛し合っているゲイブは、
ある日、自分と全く同じ外見の男に襲われる。
その男こそ、
自分を殺しに異次元からやってきた、別の自分ユーロウだ。


ゲイブを狙うのと同時に、
他の人間まで巻き添えに殺しまくるユーロウ。
しかし同僚の警察官たちは、
同じルックスの男が二人いるとは思わずに、
ゲイブに殺人の嫌疑がかかってしまう。


そして、ついに、
ゲイブとユーロウの一騎討ちが始まる。





パラレルワールドの話はよくあるが、
なぜ125という数に設定したのか、
それが逆に、不思議なB級感を醸し出していて可笑しい。


一人殺せば、
殺された人間のパワーが、
殺した自分に身に付き、
殺せば殺すほど強くなるというのだが、
ゲイブもパワーが増しているという事は、
最後に残った二人は、それぞれ約60人分のパワーを身に着けたという
理解で宜しいのだろうか。


ジェット・リー対ジェット・リーとの戦いというのが
中々愉快で、
面白く観た。
ラストも微笑ましい展開で好き。


評価 ★★★☆☆

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