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「また、あなたとブッククラブで」 [映画]

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〔2018年/アメリカ〕


ダイアン(ダイアン・キートン)、
ヴィヴィアン(ジェーン・フォンダ)、
シャロン(キャンディス・バーゲン)、
キャロル(メアリー・スティーンバージェン)は、
月に一度、読書会を開く、
仲良し4人組。


ダイアンは、夫と死別したばかり、
ヴィヴィアンは、高級ホテルを経営しながら、男は遊びと割り切り、
シャロンは、判事の仕事をするも、男性の方はご無沙汰、
キャロルは、最近、夫との性生活が無い事が不満。


ある日、4人は読書会で、
「フィフティ・シェイルズ・オブ・グレイ」を、
読むことになった。


あのベストセラーポルノを読むうちに、
まるで触発されるように、
少しずつ彼女たちの運命が変わってゆき・・・。





試写会で観た。


うわー、すごい!
こんな大女優の皆様が4人も揃うって、
なんて豪華な映画なんだろうと、
観る前から感激。


観終わってから、
色々調べていたら、
ジェーン・フォンダが82歳な事にビックリ。
昔のイメージしかないから、
そこまでいっているとは思わなかったし、
実際、めっちゃ若い。


他の皆様も、
全員70歳前後なんだけど、
そんな女性たちが、
あのエロ物語、
「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」
 ↓
https://aomikamica.blog.ss-blog.jp/2015-02-18
を読んで、
興奮して語り合うってのがいい。


そうだ、人はいくつになっても、
貪欲でいい。
彼女たちは、恋愛にもとても積極的だ。
「私は〇〇歳だから」なんて、
決して言ったりはしない。


私は特に、
ダイアン・キートンが、
飛行機で、アンディ・ガルシアと
出会う場面が好き。


キートンが飛行機の中で、
「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」を読んでいると、
アンディ・ガルシアが、
「何を読んでいるの?」と。
キートンは思わず、
「は、白鯨よ」と言うんだけど、
実はタイトルを見ていたガルシアが、
すごくウィットに富んだ返しを。
こういう時、
会話の上手な向こうの人はいいなぁと思う。


2人は恋愛関係に発展するんだけど、
ダイアン・キートンの2人の娘は、
彼女を完全にお婆さん扱いで、
わざわざアンディ・ガルシアの家まで
キートンを迎えに来て、
連れ帰ってしまう。


私は、大抵の映画では、
若い世代の方に肩入れして観てしまう
傾向が強いのだけれど、
この映画では、
完全にキートンの味方。
放っておいてあげなよ、
あなたたちのお母さんが、
恋愛して、
活力が湧くなら、それでいいじゃん、と。


この映画を観ているうちに、
3部作あるうちの、
1作目しか観ていない、
映画版、
「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」を、
全部観たくなる、
っていうか、観るぞ(笑)。


評価 ★★★☆☆

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