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「甦る三大テノール 永遠の歌声」 [映画]

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〔2020年/ドイツ〕


試写会で観た。


ルチアーノ・パヴァロッティ
プラシド・ドミンゴ
ホセ・カレーラス


この世界三大テノールのフルネームを、
ちゃんと言えるかどうか、
自分で自分に、
時々試すことがある。
友人にクイズを出したりもする。


でも、私にとって、
それは、知識として名前を知っている、というだけで、
お三人の歌を真剣に聞いたことはない。


この映画は、
1990年の、イタリア・カラカラ浴場でのコンサートがきっかけとなって、
全世界を回る事になった3人の
舞台裏を描いた、ドキュメンタリー。


オペラの事を何も知らない私が、
感想を書くのはおこがましい気がするけど、
素人が聞いても、
その歌の凄さは圧巻。


特に、定番の
「誰も寝てはならぬ」は、
凄いなぁ。
本気で聞き入ってしまう。


カラカラ浴場で成功した3人は、
次にアメリカで公演するのだけれど、
その選曲に、
いかにも映画好きなアメリカ人が好みそうな、
「雨に唄えば」の”Singin' in the Rain”や、
「ティファニーで朝食を」の”ムーンリバー”
などを歌い、
観客は大喝采。
観ているこちらも、ニコニコしてしまう。


そうなると、日本での公演では、
何を歌ったのかが気になるなぁ。
映画でそこまでは
映されていなかったから分からないけれど。


それから、
「マイ・ウェイ」には涙が出た。


前にも書いた事があるけど、
以前は、「マイ・ウェイ」を、
おっさんの歌う曲だと決めつけて、
あまり好きではなかったけど、
段々年を重ねると、
この歌の良さが分かってくるのね。


客席には、
この歌を歌っていた
フランク・シナトラがいたり、
シュワルツェネッガー氏や、
ブッシュ父元大統領などもいて、
そのセレブな雰囲気に、
うわー、となったり。


ライバル同士の3人が、
思っていたより、
仲良くしているのも、微笑ましかった。


評価 ★★★☆☆

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