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「翔べイカロスの翼」 [映画]

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〔1980年/日本〕


カメラマン志望の栗山徹(さだまさし)は、
写真を撮りに入った
キグレサーカスで、
サーカスの魅力にとりつかれ、
団員にしてもらえるよう、頼み込む。


訓練を重ね、
一輪車や綱渡りなどの芸を覚えてゆくうちに、
このサーカスには、
「笑い」が少ない事に気づき、
自ら、ピエロ役を志願する。


俳優の三木のり平や、
パントマイマーのヨネヤマママコに
教えを請い、
ピエロデビューした栗山だが・・・。





カメラマン志望の青年が、
経験もないのに、
いきなりサーカスに入団するという流れに
驚いたけれど、
これは実話だそうだ。


さだまさしさん、
大丈夫?と、
映画とはいえ心配になって、
その成りゆきを見守ってしまう。
(実際のさださんは、野球のチームを持つくらい、
 スポーツ万能のようです)


そんなさださんが、
サーカスにピエロを取り入れようと思い付くわけだけど、
三木のり平さんと、
ヨネヤマママコさんが、
ご本人役で出てくるなど、
何とも豪華。


劇中、
ヨネヤマママコさんが、
さださんが朗読する、
「かわいそうなぞう」に合わせて、
パントマイムを見せてくださる場面が圧巻。
その素晴らしさに、
自然に涙が溢れてくる。


ラスト、
これがフィクションだったら、
それはないよー、と思った所でしょうが、
実話なら仕方がない。


このお話し、
テレビでも放送されたそうで、
さださんの役を西城秀樹さんが演じたそうだ。


西城さんなら、
一輪車も、綱渡りも、空中ブランコも、
ちょっとの練習で、
すぐこなせそうなイメージだから、
さださんよりは、安心して見ていられたかも。
(さださん、すみません(笑))


評価 ★★★★☆

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