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「マルサの女」 [映画]

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〔1987年/日本〕


板倉亮子(宮本信子)は、
やり手の税務署調査員。


ある日、亮子は、
ラブホテルのオーナー・権藤(山崎努)が、
所得隠しをしているのではないかと、
調査を始める。


しかし、権藤は抜け目ない男で、
中々証拠が掴めない。


そんな中、亮子は、
国税局査察部・通称「マルサ」に抜擢された。
彼女は「マルサ」の立場で、
権藤と対峙する事に・・・。





なるほど、
所得隠しとは、こうやってするのか、と、
興味深く観る。


色んな所に、
色んな物を隠すものだなぁ、
現金やら、
印鑑やら、
書類やら。


そして、それを家探しして見つける、
国税局の職員さんたちも凄いものだ。
隠す者と、
見つける者。
これはもう、永遠にいたちごっこなのでしょうね。


宮本信子さんの、
敏腕税務署調査員っぷりがいい。
決して強引ではなく、
どちらかといえば、
地味な感じなのに、
その勘は鋭く、
不正を見抜く。


私も会社で、
多少お金に関わる部署にいるのだけれど、
宮本さんのような調査員さんが
突然来られて、
矢継ぎ早に質問されたら、
絶対不正はないと言い切れるとしても、
緊張して、しどろもどろになってしまいそうだ(笑)。


以下は聞いた話なのだけれど、
脱税などがバレるきっかけは、
密告がかなりの割合を占めているのだとか。


元の社員が、
経営者に何らかの恨みを持ったり、
経営者に捨てられた元愛人が、
腹いせに告発したりとか、って。


この映画の、
山崎努さんの不正がハッキリばれたのも、
きっかけは、そんな感じ。


やっぱり、会社を経営する人ってのは、
人を大切にしないとね、って、
それ以前に、不正をしない事が
一番なんだけど(笑)。


評価 ★★★☆☆

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