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「いつかギラギラする日」 [映画]

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〔1991年/日本〕


ギャングのチーム、
神崎(萩原健一)
井村(石橋蓮司)
柴(千葉真一)の3人は、
ある仕事に取り掛かる。


それは、ディスコのマネージャー、
角町(木村一八)が持ち込んだ企画で、
洞爺湖の温泉ホテルの売上金、2億円を積んだ
現金輸送車を襲う、という計画だった。


計画は成功したが、
奪った現金を数えてみると、
5千万円しかない。
仕方なく、それを4等分にしようとしたとき、
血迷った井村が、
神崎たちに銃口を向け、
金を独り占めしようとし・・・。





友人がDVDを貸してくれたので、
なんとなく観始めた映画だけど、
途中で、


え!?恩ちゃん!?
と驚き、一時停止した。


劇中、出てくるロックバンドのメンバーの一人が
恩田快人氏で、
その瞬間、
私の中で、
「ああ、そうだった」と全てが繋がった気がした。


恩ちゃんは、この映画に出演した時、
友人の付き添いでエキストラとして出演した、
YUKIと出会い、
そして、バンド「JUDY AND MARY」を結成したんだ。


JUDY AND MARYは、
ファンクラブに入るくらい好きなバンドだったけど、
結成のきっかけとなった、この映画は観た事がなく、
解散して19年も経って、
こんな形でお目にかかれた事が
とても嬉しかった。


それから、もう一つ、
「あぁ、そうだった」と思い出したことがある。


それは、以前、
荻野目慶子さんの、
ご自身の半生を描いた本「女優の夜」を読んだ時、
「何か」の映画の撮影していた、ある夜、
その映画の監督だった深作欣二さんと、
最初に結ばれた時の描写が細かく描かれており、
そういえば、その「何か」の映画というのが、
この作品だった!と思い出したというわけで。


凄いな。
1本の映画がきっかけとなって、
伝説にまでなったバンドが結成され、
そして、
巨匠と言われる監督と、有名女優の、
その後、10年も続く不倫カップルが誕生するなんて。


その、荻野目慶子さん、
この映画で、
めっちゃキレた演技を見せている。


とにかくハチャメチャで、
エキセントリックで、
この映画より前の作品では、
こんな役をした事がないんじゃないかってくらい。


興行的は失敗だったという、この映画、
私はそうつまらならいとは思わなかったけど、
やっぱり観終わって、
何が一番印象的だったかって、
荻野目さんの演技に尽きるかなぁ(笑)。


評価 ★★★☆☆

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