SSブログ

「しあわせの一番星」 [映画]

shiawasenoichibanboshi.jpg
〔1974年/日本〕


山梨県に住む16歳の美世子(浅田美代子)は、
故郷を出て、
鎌倉市の神山家に、
お手伝いさんとして住み込む事になった。


神山家の主・周造(山形勲)は、
元刑事で、融通の利かない頑固者。
周造は娘・夕子(篠ひろ子)が、
結婚前に妊娠した事に激怒、
夕子は美世子と入れ違いに、
家を出て行った。


美世子のお手伝いとしての毎日が始まった。
大好きな歌手・西城秀樹にそっくりな
クリーニング屋の店員・東条英雄(西城秀樹)や、
神山家の二階に下宿するジャネット三原(ジャネット八田)らと、
仲良くなり、
充実した日々。


ところが、そんなある日、
美世子は、ジャネットの秘密を知ってしまう・・・。





私は古い映画が大好きだけど、
ドラマも古いものが好き。
中でも、「寺内貫太郎一家」は、
DVDで何度も何度も、繰り返し見ているせいで、
台詞を空で言えるくらい(笑)。


で、この映画は、
「寺内貫太郎」でお手伝いさん役をしていた、
浅田美代子さんが、
ドラマと同じく、
お手伝いさんとして、地方から出てきて、
その愛くるしい魅力を振りまく、といった物語。


基本設定も似通っている。
お手伝い先の、
頑固な主、
結婚を反対されて飛び出した娘、など。


西城秀樹の役には笑った。
最初、西城さんは、
美世子が憧れる歌手として、
本人役で出てきて、曲を披露したので、
「あぁ、昔よくあった、ステマの手法ね」と思っていたのだけれど、
まさか、その後、
そっくりさん役で出てくるとは。
しかも名前が東条英雄て(笑)。


篠ひろ子さん、ジャネット八田さんが、
めちゃくちゃ綺麗。


以前、タモリさんが、高良健吾くんに向かって、
「俺がこの顔に生まれていたら、有頂天になるな」と
言ったけれど、
その言葉をそのまま引用したい。
「私が、篠ひろ子さんの容姿に生まれていたら有頂天になるな」(笑)。


浅田さんが、
山形さんの竹刀の素振りに合わせて、
ラジオ体操のような体操をする場面は必見。
あまりの可愛さと、
その、とぼけた感じに、
あはははは~、と笑ってしまった。
浅田さんって、大人になっても、
基本、この感じが変わっていない。
とっても魅力的。


ラストは、
青春のほろ苦さいっぱい。


評価 ★★★☆☆

nice!(127)  コメント(12) 
共通テーマ:映画