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阿佐ヶ谷の喫茶店「ぱんだ珈琲店」へ。 [できごと]

数か月前、
阿佐ヶ谷駅から、南阿佐ヶ谷駅の方向に向かって
歩いていましたら、
ふと、目に入った、
「ぱんだ珈琲店」という文字。
え!?と思わず足が止まってしまいました。

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上野動物園のパンダ・シャンシャンが生まれて以来、
私があの子に夢中になっている事は、
このブログにも、何度か書いているのですが、
パンダに興味を持った途端に、
この出会い。
「引き寄せ」って、本当に不思議です。

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その時は急いでいたので、
お店に入る事は叶わなかったのですが、
先日、時間ができたので、行ってきました。

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二階にあるお店の、
階段を上がり切ったところに、
こんな可愛いお出迎えが。


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そして、店内は、
パンダでいっぱい。
あまりの可愛さに、
「うわー☆」と思わず声が出てしまいます。


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本も沢山あり、どれも閲覧自由だと
店長さんが言ってくださいました。
私は「パンダぴあ シャンシャンSpecial」号を選んで席に。


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メニューの中から、


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パンダオムライスと、ミルクティと、ソフトクリームのセットを
お願いしました。


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なんだかもう幸せで、
なにもかもに満足でした。
また行きたいです。
今度は、パンダパフェを食べてみたい。

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「家へ帰ろう」 [映画]

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〔2017年/スペイン〕


アルゼンチンで暮らす、
仕立て屋・アブラハム(ミゲル・アンヘル・ソラ)は、
頑固で、わがままな88歳の爺さん。
彼は、脚に疾患を抱え、
明日、老人施設に入る事が決まっている。


けれど、突然、
ある決心をして、彼は家から抜け出す。
空港に行き、
スペイン行きのチケットを買う。


70年以上前の事・・・。
ユダヤ人のアブラハムは、
ナチスドイツに連行されるも、途中で逃げ出し、
瀕死の状態で、自宅に辿り着いた。


そんな彼を身を挺して匿ってくれた、親友・ピオトレック。
どうしても、
ピオトレックに会いたい。
そして、自分が仕立てたスーツを届けたい、
それがアブラハムの最後の願いだった・・・。





年に何本も作られれる、
ナチスドイツをテーマにした映画。


その殆どは、
辛く、痛ましいか、
緊張感に満ちているんだろうけど、
この映画は、現代劇で、
コミカルでクスクス笑える要素がたくさん。


もちろん、過去の悲痛な思い出も、
回想シーンとして流れるんだけれど、
その時間はそれほど長くはなく、
あとは、行間を読んでくださいとでも言いたげだ。


行間を読む、といえば、
このアブラハム爺さんは、
普段から、
「ポーランド」という単語は、
もう、絶対絶対、発声しない。
そんな忌まわしい言葉、
口にするのも汚らわしい、とでも言わんばかりに。
で、どうするのか、というと、
紙に書いた「ポーランド」の文字を見せる。
説明はなくとも、
いかに、辛い思い出があるかが察せられる。


で、爺さん、
88歳で、脚はもう切断寸前にまで、
酷い状態になっているのに、
たった一人で、親友・ピオトレックに会いに、
アルゼンチンから、
そのポーランドまで行こうと決心する。


それはもう、無謀としか言いようのない旅なのだけれど、
彼はなぜか女性運が良く、
途中でピンチになると、
必ず、手を差し伸べてくれる女性が現れる。


その出会い方は、とても自然で、
全然違和感は感じないのがいい。
私だって、言葉さえ通じたら、
お手伝いしたいと思ってしまうくらい。


それから、ヨーロッパを縦断するのに、
これも、もう絶対、
ドイツの地だけは、一歩も踏みたくないと、
それはそれは頑なに言い張る。


ただ、現実問題、ドイツを通らずに、
スペインからポーランドに行く事は不可能。
そこで取った、彼の手段というが・・・笑える。


様々な困難を乗り越え、
やっとポーランドに着いた爺さん、
親友・ピオトレックに会えるか、会えないのか。
それはもう、絶対ここには書かないけど。


評価 ★★★★☆

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「クリード 炎の宿敵」 [映画]

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〔2018年/アメリカ〕


ロッキー(シルベスター・スタローン)の指導の下、
努力を重ねた
アドニス・クリード(マイケル・B・ジョーダン)は、
ついに、世界チャンピオンにまで登り詰める。


そんなアドニスに、
ロシアから挑戦状が届く。
それはかつて、
アドニスの父・アポロをリング上で殺した、
イワン・ドラゴ(ドルフ・ラングレン)の
息子・ヴィクター・ドラゴからだった。


試合に反対のロッキーは、
トレーナーを降り、
アドニスは、別のトレーナーの下、
ヴィクターとの試合に臨むも、
ほぼKO負け。
しかし、ヴィクターの反則が認められ、
辛うじて、チャンピオンの座は失わずに済む。


両者とも、それには納得がいかず、
ヴィクターは再戦を申し込んでくる。
ロッキーは、アドニスを鍛え直し、
再び試合の日を迎えるが・・・。





試写会で観た。


おぉぉ!! ついにこの日がやって来た!
この映画を知った日から、
もう観るのが楽しみで楽しみで。


劇場に向かう電車の中で、
サバイバーの「Eye of the Tiger」を何度も聞いて、
自分を鼓舞する(するなよ(笑))。


この映画、タイトルは「クリード」だけど、
実質的に、「ロッキー8」と言ってよく、
ロッキーが好きな人なら、
血が騒ぐのは当然の事であろう。


正直、もうストーリーなんてどーでもいい。
どんなにワンパターンでも、陳腐でも、
ロッキーの物語が、
脈々と続いているという事実、それだけでいい。


前作から3年。
 ↓
https://aomikamica.blog.so-net.ne.jp/2016-01-08
今回は、
ロッキーが指導する、
アポロの息子・アドニスが、
なんと、アポロを殺したドラゴの息子と対戦するという、
すごい話。
そりゃあ、興奮もするってもんだ。


ポスターもいい。
向こう側に、かつての敵同士が、
そして、こちら側に、
今、まさに戦おうとする息子たちが。
最高。


それから、わたし的に、
もう一つ楽しみだったのが、
ブリジット・ニールセンの出演。


スタローンとニールセンといえば、
「ロッキー4」で出会い、その後、結婚するも離婚。
たった2年の結婚生活だったのに、
スタローンは、
それはもう、莫大な慰謝料をふんだくられたという(笑)、
曰くつきの女。


そんな彼女が、
どのツラ下げて、
スタローンの映画に出るのか、
期待に胸膨らみ、
登場した時は、
「出たー!!」と、顔が自然に笑ってしまったけれど、
ただ、スタローンとの2ショット場面は無かった。
一瞬でも、アイコンタクトする場面があったら、
面白かったと思うけど、残念。


とにかくもう、このまま永遠に、
孫から曾孫から、玄孫まで、
物語を紡いでいってほしいものだわ(笑)。


評価 ★★★★☆

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「マイ・サンシャイン」 [映画]

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〔2017年/フランス〕


1992年。ロサンゼルス。
ミリー(ハル・ベリー)は、
親のない子を引き取って育てている、
黒人女性。


そんなミリーの家の隣人・オビー(ダニエル・クレイグ)は、
子どもの声がうるさいと
文句を付けてはいるが、
実は優しい中年男。


穏やかに暮らす事だけが願いのミリーたちだが、
街は不穏な空気に包まれていた。


スーパーで万引きを疑われた黒人少女が
店主に射殺される事件があり、
また、
警察官の集団による黒人リンチが起り、
黒人たちの怒りが頂点に達していたのだ・・・。





この映画で描かれている、
黒人少女の射殺事件と、
警察官による黒人リンチ事件は、
1992年の出来事だけれど、
27年経った今でも、
こういった事件は、
全然なくなっていないと、
実感する。


日本にも、
差別の問題はあると思うけど、
アメリカの人種問題は、
日本のそれとは質が違うし、
やっぱり、肌の色で明らかに人種が分かってしまうから、
問題が起こりやすいのかなぁとも思ったりする。


それにしても、
集団心理の恐ろしさったらない。
この映画の主人公のハル・ベリーが、
暴動のさなか、
間違って逮捕され、
パトカーに乗せられるんだけど、
それを取り囲む群衆の様子には、
心底、恐怖を覚えるし、
私だったら死を覚悟するかも。


略奪の場面も異常。
無法地帯となった街で、
人々は、スーパーなどに大挙押しかけ、
商品を次々と、運び出す。


それをしている人たちに、
悪びれた様子はなく、
むしろ嬉々としてやっている。
テレビカメラが回っていても、お構いなし。


日本で、災害など、何か非常事態の時、
大きな略奪などが起こらない事に、
海外の人は驚くというけれど、


日本は、この先もずっと、
いい意味で、
世界から驚かれるような、
秩序を保った国であってほしいと、
こういった映画を観ると、いつも思う。


評価 ★★★☆☆

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「生きてるだけで、愛。」 [映画]

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〔2018年/日本〕


鬱で過眠症の寧子(趣里)は、
一日中寝てばかりで、
バイトもせず、
生活は、同棲して3年の津奈木(菅田将暉)に頼っている。


ある日、津奈木の元カノ・安堂(仲里依紗)が、
突然アパートに訪ねてくる。
津奈木とよりを戻したい安堂は、
寧子に、
「早く仕事を見つけて、ここから出ていけ」と言い、
知り合いのカフェで働く事を勝手に決めてしまう。


一方、津奈木は、
勤務するゴシップ雑誌編集部のえげつないやり方に、
苦しんでおり・・・。





これは心にズシンくる。
物凄く重い。
観ているこちらが落ち込んで、
鬱っぽい感覚に囚われてしまう。


主人公の寧子は、
何もできない、
何かしたくても、動けない。
掃除もしない散らかった部屋の万年床で、
一日中、寝ている。


さらに、そんな自分にイラつき、
仕事から帰ってきた同棲相手の津奈木に当たり散らす。
彼の欠点を指摘し、
言葉で攻撃する。


津奈木はそれを黙って受け止めているけれど、
病気のせいとはいえ、
ああ、もうやめて、と言いたくなる。
津奈木に捨てられたら、
寧子の生活は、
明日から立ち行かなくなるだろうに。


この八方塞がりな、
綱渡りな感じ、
他人事のようで、他人事でないような、
不安と辛さでいっぱいになる。
こんな不安定な世の中、
絶対、なんてないし、
心の拠り所にしている人や、
趣味や、
経済的基盤を失う可能性は、
誰にだってあるだろう。
想像すると怖い。


どうも、寧子という人は、
幸せを掴みかけた時、
それを自ら壊そうとしてしまう傾向があるようだ。
もっと素直に受け止めていいんだよ、と、
見ているこちらは言いたくなるけど、
そういう人って、確かにいる。
むしろ、不幸な自分が好きで、
不幸でいたいのかもしれない。


寧子を演じた趣里が凄い。
私は今まで彼女の事は、
水谷豊と伊藤蘭の娘なだけの、
ただの二世タレントで、
お嬢さん芸しかできない人だと思ってた。
でも、この映画で、
見ているのも辛いような女の役を、
全身で演じていた。
見る目が完全に変わった。


そんな彼女を受け止める同棲相手を演じる、
菅田将暉くんも、すごいな。
彼は、感情を殆ど表に出さないけど、
何も感じていないわけではなく、
おそらくは心の奥底で、
色々抱えているものがあろうのだろう。
そんな男を、
説得力のある演技で好演。


元旦に観るには、
あまりに重かったけど、
観て良かった。


評価 ★★★★☆

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