「ファインディング ベイビーパンダ くしゃみパンダを探せ!」 [映画]
〔2015年/オーストラリア〕
オーストラリアのある動物園で働く、
女性動物学者・マーニーは、
ネットで大人気になっている、
「くしゃみをするパンダ」を招致しようと、
中国に行く。
中国を探し回り、
やっと見つけた、くしゃみパンダ・チーチー。
しかし、チーチーを狙って、
他の国からも、
沢山の人が中国に押し寄せてきていた。
果たしてマーニーは、
チーチーをオーストラリアに連れて帰れるのか・・・。
上野動物園のシャンシャン好きが高じて、
観てみたこの映画だけど、
ストーリーについては問うまい(笑)。
某映画サイトでは、
B級、C級ならぬ、
Z級と書かれている方までいる(笑)。
なにせ、オーストラリアから中国に、
「くしゃみパンダ・チーチー」を探しにきた女性動物学者が、
なんと、町ゆく人々にチーチーの写真を見せ、
「すみません、このパンダ知りませんか?」と尋ねて回るという出だし。
知るか!(笑)。
でも、そんな事はどーでもいい。
そもそも、このマーニーなる女性は、
あまり出てこず、
映像の7割は、
中国パンダ保護センターでの、
パンダの様子が描かれる。
パンダ保護センターの映画といえば、
先日観た秀作、「パンダフルライフ」があるけれど、
↓
https://aomikamica.blog.so-net.ne.jp/2018-08-18
こちらも、
かなり自然の中で暮らすパンダが見られる。
草の中で転がったり、
木に登るパンダを見ていると、
「あぁ、シャンシャンがここにいたら、
お転婆で活発なあの子のこと、
どんなにか喜ぶだろう」と思ってしまう。
それから、1930年代、
アメリカやイギリスに連れて行かれたパンダの、
貴重な映像も見られる。
ただ、それはとても悲しい。
まだ、動物を愛護する精神などない時代だったのだろう、
イギリスでは、
パンダは、小馬鹿にしたような人々に追い回され、
怒って、逆に人間を追いかけている。
可哀想すぎる映像。
もちろん、そんな悲しい歴史は過去の事。
パンダセンターのパンダは、
どの子も可愛いし、
時に、とても獰猛な様子を見せたりもする。
これがパンダの自然の姿なのだなぁと思う。
こういう映画を観ていると、
生きている間に、一度でいいから、
森林で暮らすパンダを見てみたい、という気持ちになってくる。
私の「死ぬまでにしてみたいことリスト」に加えておこう(笑)。
評価 ★★★☆☆