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「男は騙される」 [映画]

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〔1960年/日本〕


大学生の石井が、
自宅で絞殺されたうえ、
火を付けられた。


婚約者の信子(叶順子)は憔悴し、
石井の先輩で新聞記者の竹中(菅原謙二)は、
警察と連携して、
犯人捜しに乗り出す。


現場から、
小指のないヤクザを乗せたとの、
タクシー運転手の証言を得られるが・・・。





そうか、男は騙されるのか(笑)。


男は単純だからね。
ちょっとした事ですぐ騙される・・・
・・・って、うそうそ。
女だって騙される。
男と女は騙し合い。
それがいいのよ。


ただ、この映画、
一体どの男が騙されたのは、
よく分からない。
一緒に観た友人にも聞いてみたけど、
分からないという(笑)。


この時代の映画って、
タイトルの付け方が、
ほんと、やっつけな感じ。
あまりに映画が量産されすぎていて、
タイトルまで手が回らなかったのでしょうね。


ストーリーはそれなりに面白く、
また、当時の雰囲気が楽しめる。


電話がまだ呼び出しだったり、
個人情報なんて概念が、
まるでなかったり。


菅原謙二さんが、
血の繋がらない従妹と、
事件解決のために出掛けた先の旅館で、
布団が一組しかないと言われ、
一緒に寝る場面にビックリ。


んな馬鹿な(笑)。
2人は、恋人同士でもなんでもないのに。


そういえば、
原節子さん主演の「誘惑」にも、
同じような場面があったっけ。


原さんと、原さんの父親の知人が、
偶然泊まった同じ旅館で、
布団がないと言われ、同じ布団に寝る場面。
 ↓
https://aomikamica.blog.so-net.ne.jp/2014-10-09
有り得ん。


昔の映画って時々、
こんなトンデモ設定があって、
笑える。
だから好き(笑)。


評価 ★★★☆☆

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