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「ボヘミアン・ラプソディ」 [映画]

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〔2018年/イギリス〕


クラブで演奏活動をしていたバンド「スマイル」だが、
ボーカルが脱退し、
途方に暮れる、
ギターのブライアン・メイ(グウィリム・リー)と、
ドラムのジョン・テイラー(ベン・ハーディ)。


すると、自分をボーカルにと
売り込んできた男、
それがフレディ・マーキュリー(ラミ・マレック)だった。


新たにベースのジョン・ディーコン(ジョゼフ・マゼロ)も加わり、
バンド名を「クイーン」と変えた彼らは、デビュー。
スターへの道を歩んでゆくが・・・。





タイトルにもなっている、
クイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」は
時々、無性に聞きたくなって、
youtubeにアクセスしてしまう。
6分間もの長い曲なのに、
途中で止める事ができず、
最後まで聞かずにはいられない。


世の中に名曲と言われる音楽は無数にあるし、
私も「大好き」と言える歌は沢山あるけれど、
「ボヘミアン・ラプソディ」は、
好き嫌いを超越した、
特別な曲だという気がする。
「ボヘミアン・ラプソディ」の前にも後にも、
「ボヘミアン・ラプソディ」なし、とでも言うのか。


これは、
イギリスを代表するバンド・クイーンの、
特に、ボーカル・フレディ・マーキュリーの半生を描いた、
内容の濃い映画。


どこまでが事実で、
どこまでが脚色かは分からないけど、
クイーンという名バンドが、
どんな風に結成されて、
どんな風にのし上がっていったのかを
知る事ができて、
その流れに見入ってしまう。


彼らが音楽を作る上で、
「そうだったんだ」と知る事も多い。
「We Will Rock You」は、
観客が一緒になって音楽に乗れるように
作ったとか、
「ボヘミアン・ラプソディ」のレコーディング風景なども、
面白いし。


フレディを語る時、
避けて通れないのが、
彼が、同性愛者で、
エイズにより亡くなった、という事。


彼が後天的なゲイであると、
クイーン好きの友人からは、
以前から聞かされていたし、
この映画でも、
最初は女性と婚約までしているのだけれど、


所々、
やはり、元々そういった傾向があったのでは、と、
思わせる場面がある。
もちろん、彼がゲイであろうが、なかろうが、
そんな事は音楽とは何も関係ないし、
映画で描かれた彼は、
とってもチャーミング。


他の3人のメンバーが、
あまりに本人にソックリなのでビックリした。
それから、似ているといえば、
「ライブ・エイド」の提唱者、ボブ・ゲルドフが、
いかにもな髪型、
いかにもな服装なのも笑った。
一目でボブ・ゲルドフと分かる、みたいな(笑)。


全体にクイーンの曲が満載で、
めっちゃ気分がいい。


評価 ★★★★☆

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