「夜の勲章」

〔1965年/日本〕


ヤクザの榊原安太郎（田宮二郎）は、
戦争で召集され、
終戦により復員する。


しかし、元いた松音組の親分は、
病気で衰え、
町は、敵対する笠野組に
牛耳られていた。


そんな中、安太郎は、
日乾寺の住職・日草（天知茂）と知り合い、
慕うようになる。


笠野組とトラブルになった安太郎は、
日草の寺に匿われるが・・・。





うーん、渋い。
田宮二郎と、
天知茂と、
成田三樹夫の3人が、
同じスクリーンに。


この3人の顔合わせは、
田宮さんの「犬」シリーズなどで、
あるようだけれど、
私は未見なので、
何か、凄いものを見たような気持ちになる。


3人とも大変なオーラで、
バチバチ火花が飛んでるみたい。


この映画に出演した当時、
天知さんは34歳。
田宮さんと成田さんは30歳。


昔の人って、
なんて大人だったんだろう。
今の30歳は、
まだまだヒヨッコって感じがするのに（笑）。


特に、天知さんが寺の住職ってのがいい。
全てを達観して、
決して物怖じしない。
しかも、田宮さんの恋の橋渡しまでしてくれる。


田宮さんの「犬」シリーズに、
そろそろ取り掛かりたい。


評価　★★★☆☆