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「脂のしたたり」 [映画]

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〔1966年/日本〕


八代証券の調査部員・田宮二郎は、
地味な農耕機械の会社・明昭工機の株が
怪しい値動きをしている事に気付く。


謎の女・富士真奈美が、
明昭工機の株を、
数万株買った事に目を付けた田宮は、
彼女の調査を始める。


その結果、
明昭工機を乗っ取ろうとする黒幕は、
李石尚という、
外国人だということが分かってくる。


李は何の目的で、
そのような事をするのか・・・。





これはもう、
タイトルのインパクト勝ちじゃない?(笑)。


このタイトルを見て、
コメディだと思う人はいるまい。


コメディどころか、
ミュージカル、SF、ファンタジー、
ロマンス、アニメなどを、
思い浮かべる人もいないだろう。


ただ、
最初から最後まで、
「脂」が「したたる」ような場面はなかった。
このタイトルが何を示していたのか、
私には分からない。
まぁ、田宮二郎が、
脂汗をかくような、
危ない場面は多数あったけど。


それから、この映画、
もし、今作られたら、
某国や、某国が、黙っていなさそう(笑)。


なにせ、
セリフの中で、みんなが言う。
「第三国人、第三国人」って。
一体、何回この単語が出てきたか、
分からないくらい、何度も何度も。


成田三樹夫さんの扱いも酷い。
田宮さんは、成田さんの事を、
「蛇のような目をした男」と言って、
殆ど名前を呼んであげない。
まぁ、確かにそうなんだけど(笑)。


富士真奈美さん、
私が知ったときは、
もう、おばさんという感じで、
その美しさがよく分からなかったけど、
この映画を観ると、とっても綺麗。
雰囲気もあって、素敵だった。


評価 ★★★☆☆

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