SSブログ

「十年 Ten Years Japan」 [映画]

junen.png
〔2018年/日本〕


試写会で観た。


10年後の日本がどうなっているのかを、
5人の新鋭監督が、
各テーマに沿って描いた、
オムニバス映画。


上映前に、プロデューサーの高松美由紀さんと、
各作品の監督さんのご挨拶があった。

junen2.JPG
※写真撮影&ネットへのアップOKという事で、載せさせていただきました。


「PLAN75」:早川千絵監督 ⇒ 安楽死
「いたずら同名」:木下雄介監督 ⇒ AI教育
「DATA」:津野愛監督 ⇒ デジタル遺産
「その空気は見えない」:藤村明世監督 ⇒ 原発による大気汚染
「美しい国」:石川慶監督 ⇒ 徴兵制


この5つの、どの題材を取っても、
それぞれが人の数だけ、
ご自分の考えを持っているであろうし、
どれも、他人事とは言えないものばかりだ。


何より、「10年後」という、
微妙に近い未来がリアル。


もしこれが100年後だったら、
「そんな先の事は分からないよ。
 そもそも、生きてないし、自分」
と思ってしまうし、
「100年後はスマホなんて使ってないでしょ」なんて、
つまらない事が気になってしまう気がする。


それにしても、
未来を描いた映画って、
なぜ、こんなにも絶望的な感じの作品が多いのだろう。
まぁ、ノー天気にみんなが幸せだったら、
映画にならないんだろうけど。


総合監修は、是枝裕和監督。
是枝監督は、
「名ばかり参加」ではなく、
ちゃんと、監督の選考から、
携わったのだそうだ。


評価 ★★★☆☆

nice!(55)  コメント(10) 
共通テーマ:映画