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「飛びだす冒険映画 赤影」 [映画]

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〔1969年/日本〕


琵琶湖に近い霞谷村に、
金目教というカルト宗教が興り、
村人たちは皆、信者になってしまう。


木下藤吉郎は、
金目教の正体を探るよう、
軍師・竹中半兵衛に命じたが、
半兵衛の送り込んだ忍者は、
全て帰ってはこなかった。


そこで半兵衛は、
飛騨の山奥で修行をする、
忍者・赤影に、
金目教の根絶を命じた。


赤影は、
金目教を滅ぼす事ができるのか・・・。





友人が送ってくださった沢山のDVDの中に、
この映画が入っていたので、
観てみた。


「赤影」というキャラクターがいるのは
知っていたけれど、
見るのは初めて。


そして、この映画にとってより重要なのは、
「赤影」ではなく、
「飛びだす」という所にあると思う。


そう、この映画は、
現代では珍しくもなんともなくなった、
3D映画の元祖とも言える映画なのだ。


冒頭で、赤影を演じる坂口徹さんが、
「いいかい、僕が合図をしたら、仮面を付けるんだ」
みたいな説明がある。
仮面というのは、
今でいう、3Dメガネの事なのだろう。
もちろん、今のように立派なものではなく、
紙とセロファンで作られたものではないかと想像する。


説明でも分かるように、
3Dは、全編通してではなく、
劇中の数か所、
主に、アクションシーンだけで、
その場面で合図が出ると、
観ている子供たちは、
慌ててメガネをかけたのだろう。


私はマイ3Dメガネは持っていないので、
その場面は、
モニターに二重に写る動画を
観ているだけだったけど(笑)。


それよりも、私は、
坂口徹さんを一目見た時、
「・・・顔面センター・・・」とすぐ思い、
最後まで、その言葉が頭から離れなかった(笑)。


すみません、
人様の顔をどうのこうのと言うなんて、
あまり品のいい事ではないですが、
思ってしまったので、
正直に書きました(笑)。


評価 ★★★☆☆

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