「愛の三分間指圧」 [映画]
〔1968年/日本〕
やっと観る事ができた。
もう、観たくて観たくて
たまらなかったの(笑)。
浪越徳治郎センセイといえば、
「指圧」という健康法で有名らしいけど、
私の中では、指圧よりジェットコースター(笑)。
たけちゃんの番組で、
ジェットコースターに乗せられた時は、
「だ、大丈夫か!?」と大笑いしたものだ。
今、あのような企画があったら、
「老人虐待だ」と怒られるだろうか。
いい時代だったなぁ。
で、その浪越センセイが、
主演する映画が存在することを知ったら、
観たくなりません?
(って、誰も興味ないか(笑))
で、やっとソフトを見つけて、
はやる心を抑えながら(笑)、観てみたわけだけれど、
ポスターは、
なんだかエロっぽいけど、
内容は真面目。
浪越センセイが、
3人の女の子を練習台に、
指圧の方法を観る者に伝授するという、
ハウツーもの。
頭痛の治し方から始まって、
段々、体の下の方に向かって、
各箇所の病気を治してゆく。
最後は足の指まで刺激する。
エロっぽいといえば、
途中、
男女の和合のツボみたいなものが紹介されるくらい。
それも、別にセンセイは、
いやらしい意味で施術しているわけではないし。
浪越センセイが教える
指圧というものに、
どれくらいの効果があるかは分からないけど、
体調が悪い時に、
試してみるのもいいかも、と思う。
特別な道具もいらず、
使うのは「手」だけ。
センセイも、「自分でできます」と言われているし、
体調不良な方に、して差し上げるのもいい。
お金がかかるわけでもないし、
副作用もない。
ダメ元でやってみて、
効果がなかったとしても、
損するわけでもないし。
この浪越センセイ、
マリリン・モンローが、
新婚旅行で日本に来た際、
胃痙攣を起こして、苦しんでいるモンローの部屋に呼ばれ、
指圧で治されたのだそうだ。
その時、彼女が身に纏っていたのは、
伝説にもなっている通り、
本当に、シャネルの5番だけだったと、
映画の中で話している。
私は、
「〇〇健康法」と聞くと、
その提唱者が、何歳まで健康で生きられたかという結果が出るまで、
効果は分からないと思っているけれど、
この浪越センセイ、
94歳まで生きられたそうなので、
それなりの結果は出せているんじゃないだろうか。
まぁ、指圧だけのおかげじゃないんだろうけど。
とにかく、このような映画が、
当時、劇場にかかったというのが、凄い。
もちろん、
何かの作品と併映だったんだろうとは思うけど(笑)。
評価 ★★★☆☆