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「宇能鴻一郎の濡れて打つ」 [映画]

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〔1984年/日本〕


高校1年生のひろみ(山本奈津子)は、
先輩のお蝶さま(林亜里沙)に憧れ、
テニス部に入部する。


お蝶さまは、ひろみを殊の外可愛がり、
そして忠告する。
「テニスの上達のために、男女交際は一切禁止」だと。


しかし、ひろみはテニス部の先輩・坂西くんと
密かに付き合っている。
そして、ひろみに片思いしている、
報道部の玉本くんは、
2人の交際の様子を隠し撮りする。


ある日、ひろみは、
エレベーターの中で、
見知らぬ男に騙され、
一線を越えてしまう。


翌日、テニス部にやってきた新任コーチの顔を見て、
ビックリ。
そやつはエレベーターの、
あの男ではないか・・・。





こんな物、女の私が扱っていいんだろうか(笑)。
まぁ、いいか。
ポルノを取り上げたのは初めてではないし。


なぜこんな物を借りてきたかって、
それは、もう、
粗筋からも分かるように、
完全に「エースをねらえ!」のパロディだからって理由。


「劇場版 エースをねらえ!」を
今年の10月に観て、
http://aomikamica.blog.so-net.ne.jp/2016-10-02
いい映画だったな、と感じたまだ記憶も新しい最近、
この映画の事を知り、
それは観るしかない!と、思ったわけで。


「エースをねらえ!」を、
性的な視点から描くとこうなる、という、
ある意味、凄い映画。
本当に、それ「っぽい」。
これなら、漫画のファンの方にも
取っ付き易い・・・わけないか(笑)。


「痴漢と間違えた男が、実は教師(もしくはクラスメイト)だった」
という、
少女漫画の王道を行くような流れ。
しかし、もちろんそこはポルノ。
「痴漢と間違えた」のではなく、
本物の痴漢だったわけだけど。


それから、ひろみを異様に可愛がる、
お蝶さまの性癖が実は、というのも、
簡単に読める展開。
まぁ、そうでないと、ポルノとは言えないよね(笑)。


エロ場面は、今観ると、
笑っちゃうくらい可愛い。
最近の様々な媒体で、簡単に観られるポルノは、
もうこんなものではないものね。


これって、「エースをねらえ!」の作者・山本鈴美香さんの
許可は取ったのだろうか。
なんだか取ってない気がするなぁ(笑)。
少年漫画ならともかく、少女漫画だし。


許可なく、こんな物が作れるなら、
ぜひぜひ、私の大好きな「愛と誠」の
ポルノバージョンを作ってほしかった。
早乙女愛や高原由紀が、
誠はもちろん、岩清水や座王権太と絡み合ったら、
と想像すると可笑しくって。


私は、
「原作のイメージが壊れる」なんて、
小うるさい事は言わないから大丈夫(笑)。


もしかしたら、怖い怖い梶原一騎センセイの作品だから、
あとが面倒くさそうで、
誰も手を出さなかったのかな(笑)。


評価 ★★★☆☆

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