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「ハーフ・ア・チャンス」 [映画]

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〔1998年/フランス〕


高級自動車の窃盗を生業にしている
アリス(ヴァネッサ・パラディ)は、
亡くなった母親の遺言で、
自分の父親候補が、
ジュリアン・ヴァイニャル(アラン・ドロン)と、
レオ・ブラサック(ジャン・ポール・ベルモント)の
2人いる事を知る。


アリスが、
ジュリアンとレオに会い、
事情を話すと、
2人とも、
「自分が父親だ」と言い張って譲らない。


そんな中、アリスは、
クラブでチンピラに絡まれ、
逃げるために、車を盗むが、
その車に、
チェチェンマフィアの大金が積まれていた事から、
命を狙われる事に。


可愛い娘の危機に、
ジュリアンとレオは・・・。





アラン・ドロンと、ジャン・ポール・ベルモントの
どちらかが父親だぁ?


こんなカッコいいパパ候補が2人って、
そんな素敵な事が現実に起こったら、と思うとワクワクする。
しかも、この2人、
どちらも大金持ち。
ベルモントが、高級スーパーカーを何台も所有しているかと思えば、
ドロンは、ヘリコプターで駆け付ける。
ますますワクワクする(笑)。


さらには、2人揃って、
「俺の娘?そんな話、聞いてねーよ」
なーんて展開にならないところがいい。


これは年齢に因るところが大きいのかもしれない。
公開当時、ドロン63歳。
ベルモント65歳。
そろそろ、人生も老境に差し掛かり、
金はあるけど、一人で暮らしていたところに、
ヴァネッサ・パラディのような可愛い娘が現れたものだから、
舞い上がるのも当然だろう。


これが彼らが20代、30代だったらどうだろう。
それこそ、
「聞いてねーよ」となったかもしれない(笑)。


で、話しは、そんな親子の対面物語なのかと思っていたら、
途中から一転して、
犯罪もの、アクションものに。


マフィアに狙われた娘を助けるために、
パパたち、大奮闘!


特にベルモントは、
かつて外人部隊にいた、
エリート軍人。
チェチェンマフィアになんか負けてたまるか、って(笑)。


ラスト、どちらが本当のパパか、
結論が・・・。
いやいや、
それは書かない方がいいですね。
っていうか、
洒落た終わり方だった。


評価 ★★★☆☆

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