SSブログ

「恐怖女子高校 暴行リンチ教室」 [映画]

kyofujoshikokobokolynchkyoshitsu.jpg
〔1973年/日本〕


希望女子学園は、
「誠実」「献身」「人間愛」をモットーに、
「良妻賢母を育てることが国家の大いなる発展の基礎となる」、
との考えで運営されている・・・


・・・というのは、表向きで、
その実情は、全国から女番長が集まる、
周囲からも恐れられている学校。


風紀委員会という名の暴力グループは、
自分たちに逆らう生徒をリンチして殺し、
しかし、学園と癒着している警察は、
それを事故として処理をする。


そんな中、
風間典子(杉本美樹)
久保京子(佐分利聖子)
北野レミ(太田美鈴)の3人が、
転校生としてやってくる。


また、トップ屋の若林(渡瀬恒彦)は、
学園の秘密を探るため、
教頭の愛人ホステスに近づき・・・。





シリーズ2作目。


1作目の内容がめちゃくちゃだったので、
 ↓
https://aomikamica.blog.ss-blog.jp/2020-04-04
それほど期待していなかったのだけれど
こちらは中々面白い。


確かに暴力シーンはすごいけど、
ストーリーがちゃんと成立しているので、
楽しめる。


学園の揉め事に男の暴力を入れず、
全部の事件を女だけで
完結させているのがいい。


男も出てこないわけではないけど、
それは、
校長、
教頭、
市長、
代議士
などの権力者で、


そんな奴らを最後にぎゃふんと言わせるのだから、
ある意味、勧善懲悪みたいで、
小気味いい。


まぁ、校長はそれほど悪い人物ではなく、
ただ、生徒の色仕掛けに乗ってしまって、
人生を踏み外したのが、
ちょっと可哀想な気もするけど。


そんな校長の失敗を
目の当りにしているというのに、
男たちは、
また色仕掛けに乗ってしまう。


なんで学習しないかな。
なんで罠だと気付かないかな。
「ったく、男ってのは」、と思わなくもない(笑)。


一か所だけ、
優等生の生徒が、
代議士のおもちゃにされるシーンがあって、
それにはゾッとした。
なんだか現実にも、
あんな事ってありそうで。


評価 ★★★☆☆

nice!(115)  コメント(10) 
共通テーマ:映画