SSブログ

「快人黄色い手袋」 [映画]

c652662266.1.jpg
〔1961年/日本〕


悪徳政治家や、
不正をする企業家のところへ現れては、
彼らを懲らしめる、
正義の使者「黄色い手袋」。


「黄色い手袋」とは、
必ず、現場に「正義」と書かれた黄色い手袋が
置かれている事から、
そう呼ばれるようになった男で、
誰も正体は知らない。


記者の北条寺竜三(伴淳三郎)は、
女房・シマ子(鳳八千代)の尻に敷かれながら、
「黄色い手袋」の正体を探ろうとするが・・・。





悪を倒し、
その現場に黄色い手袋を置いて、
立ち去る男・・・
というお話だけど、
そりゃあもう、ツッコミどころ満載で、
一人で観ているのが惜しい(笑)。


まずは、その問題の「黄色い手袋」が、
今見ると、
まるで、お手洗いの掃除にでも使うような、
ペラペラした、ゴム製だか、ビニール製だかのもので、
まるで重みがなく(笑)。


そして、
黄色い手袋の姿が、
いくら、帽子を被って、
アイマスクをして、
口元を隠しているとはいっても、
どう見ても、
伴淳三郎さんにしか見えず、


伴淳さんとあれほど愛し合っている、
奥さんのシマ子が、
それに気づかないわけがない(笑)。


「快人黄色い手袋」は、
登場するときや、去る時、
変な歌を歌う。
でも、その声は、
どう聞いても、伴淳さんの声でなく、
データを見てみると、
森繫久彌と書いてある。
演者・伴淳三郎
声・森繫久彌って、
ある意味、めっちゃ贅沢な作品だ。


原作は、川内康範先生。
川内先生といえば、
「月光仮面」の作者でもあるし、
こういった物語が好きなのかもしれない。


まぁ、私は「月光仮面」を見た事がないので、
川内先生のイメージは、
森進一さんの「おふくろさん」の歌詞を
変えたとか変えないとかの
騒動しか知らないわけだけど。


評価 ★★★☆☆

nice!(125)  コメント(12) 
共通テーマ:映画