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「寝言泥棒」 [映画]

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〔1964年/日本〕


新聞記者の春日道夫(園井啓介)は、
美人スチュワーデスの真知子(岩下志麻)と結婚し、
幸せな毎日。


道夫は、職場で、
新婚な事をからかわれ、
つい、真知子は寝言が多い、と話してしまう。


上司や、同僚たちは、
真知子の寝言を聞いてやろうと、
真知子の誕生日の日に、
家に押しかけ、
2人きりのバースデイパーティを
台無しにしてしまう・・・。





この映画、
私には駄目だった。
神経を逆撫でされて、
イライラする。


何が嫌って、
まず、最悪なのが、
「アポなし訪問」。


夫の会社の人たちが、
約束もなしに、
いきなり家にやって来るって、
そんな嫌な事ってある?


その次に、
その連中の、
図々しい振る舞い。


人の家で大酒飲んで、
酔っ払って、
やりたい放題。


その次に、
その連中に「帰ってほしい」と言えない夫。
そんなもん、
適当な時間を見計らって、
タクシー呼べばいいんじゃ。
タクシーを待たせてるといえば、
連中だって、帰らざるをえまい。


それから、
人の家に来た目的ってのが、
岩下さんの寝言を聞くためってのが、
気持ち悪すぎ。


そもそも、
夫婦の閨房の事を、
会社でベラベラ喋る夫ってどうなのよ。
元をただせば、
それが一番嫌かも。


妻を演じる岩下さんは、
何度も何度も何度も何度も、
夫を寝室に呼んで、
「お願いだから、帰ってもらって」と言う。
本当に気の毒。


コメディとはいえ、
やっぱり、
ある程度は、現実と重ね合わせて観てしまう。
私生活を脅かされるって、どうにも苦手。


評価 ★★☆☆☆

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