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「快人黄色い手袋」 [映画]

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〔1961年/日本〕


悪徳政治家や、
不正をする企業家のところへ現れては、
彼らを懲らしめる、
正義の使者「黄色い手袋」。


「黄色い手袋」とは、
必ず、現場に「正義」と書かれた黄色い手袋が
置かれている事から、
そう呼ばれるようになった男で、
誰も正体は知らない。


記者の北条寺竜三(伴淳三郎)は、
女房・シマ子(鳳八千代)の尻に敷かれながら、
「黄色い手袋」の正体を探ろうとするが・・・。





悪を倒し、
その現場に黄色い手袋を置いて、
立ち去る男・・・
というお話だけど、
そりゃあもう、ツッコミどころ満載で、
一人で観ているのが惜しい(笑)。


まずは、その問題の「黄色い手袋」が、
今見ると、
まるで、お手洗いの掃除にでも使うような、
ペラペラした、ゴム製だか、ビニール製だかのもので、
まるで重みがなく(笑)。


そして、
黄色い手袋の姿が、
いくら、帽子を被って、
アイマスクをして、
口元を隠しているとはいっても、
どう見ても、
伴淳三郎さんにしか見えず、


伴淳さんとあれほど愛し合っている、
奥さんのシマ子が、
それに気づかないわけがない(笑)。


「快人黄色い手袋」は、
登場するときや、去る時、
変な歌を歌う。
でも、その声は、
どう聞いても、伴淳さんの声でなく、
データを見てみると、
森繫久彌と書いてある。
演者・伴淳三郎
声・森繫久彌って、
ある意味、めっちゃ贅沢な作品だ。


原作は、川内康範先生。
川内先生といえば、
「月光仮面」の作者でもあるし、
こういった物語が好きなのかもしれない。


まぁ、私は「月光仮面」を見た事がないので、
川内先生のイメージは、
森進一さんの「おふくろさん」の歌詞を
変えたとか変えないとかの
騒動しか知らないわけだけど。


評価 ★★★☆☆

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コメント 12

Ginger

川内康範先生・・・情に厚い、漢でしたね。。。
by Ginger (2019-12-22 15:13) 

プー太の父

私が子供のころ、こんな映画もあったのですか (^-^)
寅さんの試写会2回も行ってきたんですね。
出演者さんたちにも間近で会えて良かったですね。
by プー太の父 (2019-12-22 15:32) 

青山実花

Gingerさん
コメントありがとうございます。

なるほど、
私は川内先生の事を詳しくは知らないのですが、
素敵なかただったのですね。
by 青山実花 (2019-12-22 19:34) 

青山実花

プー太の父さん
コメントありがとうございます。

1960年代は、
とにかく映画が無数にあります。
私は死ぬまでに一体何本観られるのかと、
溜息が出てしまいます^^;

寅さん、2回観られて良かったです。
E列が取れたので、
皆さんがとっても近かったです^^
by 青山実花 (2019-12-22 19:35) 

あおたけ

1961年、“すっぴん”の日比谷線が
新車でデビューした年だ(笑)
怪人じゃなくて“快人”、
当時の時代背景が楽しめる
面白そうな映画ですね(^^)
あ、キャストに力道山の名が・・・
特別出演かな?
by あおたけ (2019-12-23 06:43) 

ヤマカゼ

昔のドラマ、映画はお茶目ですね。
成長期の日本の時代、苦しくても明るく生きたいの思いでしょうか。
by ヤマカゼ (2019-12-23 07:32) 

mitu

見たい映画はいっぱいありますが・・・月一ぐらいしか見れません^^

by mitu (2019-12-23 09:49) 

青山実花

あおたけさん
コメントありがとうございます。

何か年号を見る度に、
自分の趣味に関係する、
「〇〇の年だ!」と思い出すのは、
凄くいい事ですね。
日比谷線のお話、あおたけさんらしくて、
とってもいいです^^

力道山、出ていました^^
彼は、他にも何本か映画に出ていますね。
人気だったんでしょうね^^

by 青山実花 (2019-12-23 10:01) 

青山実花

ヤマカゼさん
コメントありがとうございます。

高度成長期は、バブル期とは違って、
本当に経済が急成長したというイメージがありますね。
映画も楽しいものが量産されていたようですね^^

by 青山実花 (2019-12-23 10:02) 

青山実花

mituさん
コメントありがとうございます。

月一だって、全然OKです^^
mituさんは、素敵なお写真を沢山撮っておられますもの。
私にはそちらの方が立派だと思ってしまいます^^

by 青山実花 (2019-12-23 10:02) 

裏・市長

川内康範先生はこの「黄色い手袋」、
というのがお気に入りだったようで、
後に「黄色い手袋X」という漫画の原作も
手がけてらっしゃる。

こちらはもっとヒーロー然とした内容で、
テレビ化も検討されたようだが、残念ながら
実現には至らず、その名残りとして主題歌と
ドラマがソノシートとして発売されている。

おっと、令和生まれの青山実花さんに、
ソノシート…なんて書いても???でしょう?。

昔はスマホに音楽データを入れて持ち歩く…なんて、
出来なかったんですよ。CDもなかったのです。
音楽を楽しむにはレコードという黒いプラスチックの
円盤に針を落として、ただおとなしく黙って聞いてたのです。

でもレコードは高かった。
そこでお安くできる赤いペラペラのビニールで出来た、
ソノシートというものが出来たのです。

レコードより音質は落ちますが、
安く大量生産でき、扱いも手軽だったのです。
雑誌のふろくなんかにもよく使われました。

このソノシートというのが実は案外、
後年まで生き残っていて、1980年代には
明治のレコード型チョコレート、
「マイレコード」のオマケについてきたり、
絵本のおまけに主題歌が収録されたものなどは、
1989年あたりまで存在しているのです。

さらには…え、青山実花さんは音楽を楽しむ際は、
自宅地下ホールにいつもオーケストラを呼び、
生演奏と決めている。
そんな貧乏人家庭の話題はやめてくれ?。

やはりナマですか!。

生演奏はいいですねぇ。なんでもナマはいい。
ボクもナマが大好きなナマけものです。
もう、着けるのがめんどくさくって…色々と。

イヤホンとか、ヘッドホンとか…。

by 裏・市長 (2019-12-26 23:51) 

青山実花

裏・市長さん
コメントありがとうございます。

川内康範先生の脚本も、
色々、幅が広いですわね。


「月光仮面」、「黄色い手袋」を
書いたかと思えば、
「抱いて頂戴」なんて・・・。


ソノシート?
ソノシートって、なに?

令和生まれのわたしは、
そのような単語は初めて聞いたよ。

えーーー!?
昔は、スマホが無かったの?
じゃあ、みんな、ガラケーだったの?

え?ガラケーもないの?
じゃあ、連絡はどうしてたの?
待ち合わせなんか、
怖くてできないじゃーん。

レコードは知ってるよ。
うちのお爺ちゃんが見せてくれたもん。
黒いんだよね。
薄くて。

え?ソノシートって、レコードより薄いの?
意味が分かんない。
おじたん、今度持ってきて。


それから、裏・市長さん、
ちょっと違うよぉ。
うちの地下にあるのは、
ホームシアターだよ。
映画を観るだけ。

オーケストラは、
最上階の部屋で楽しむんだよ。
この間の、ヒロミ・ゴーのディナーショーも、
そこでやったんだよ。

by 青山実花 (2019-12-27 11:56) 

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