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「ピア まちをつなぐもの」 [映画]

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〔2019年/日本〕


ハーバード大学を卒業し、
都内の大学病院に勤務する高橋雅人(細田善彦)は、
父が病気で倒れたため、
渋々、実家に帰り、
家業の病院を継ぐ。


父の要望で、
訪問診療を始めた雅人は、
最初は気乗りがせず、
態度も横柄で、
ケアマネージャーから叱られてばかり。


しかし、様々な患者と接するうちに、
雅人の心に変化が現れ・・・。





試写会で観た。


いつもの試写会と、
少し雰囲気が違っていて、
観客の中に、スーツ姿の紳士が多く見られる。
おそらく、医療関係者の方々ではないかと思う。


在宅介護。
終末医療。
これらは、
100人いたら、100人の考えや、
希望があり、
難しい問題。


それに、本人や家族が
どんなに希望したって、
思い通りにいかない場合もある。


医療関係者さんや、
ケアマネージャーさんには、
頭が下がる思いだ。
もちろん、映画だから、というのもあるけど、
登場人物の皆さまは、
できるだけ、患者さんの希望に沿う形での、
医療方針を進めてくれる。


ちょっと残念に思ったのは、
末期癌になった水野真紀さんのエピソードに
時間を割きすぎた点。


水野さんは、
癌になるにはまだ若いと言っていい年齢で、
だから、子供も、まだ中学生。
そりゃあ、悲しいに決まっているし、
変な言い方だけど、
若い分、見た目も綺麗だ。


それより、
今、日本で問題になっているのは、
高齢者の介護をどうするか、
という事のような気がするんだけど。


命の問題は本当に難しい。


評価 ★★★☆☆

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