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「運び屋」 [映画]

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〔2018年/アメリカ〕


90歳のアール・ストーン(クリント・イーストウッド)は、
若い頃、
仕事に明け暮れ、家族を顧みなかったせいで、
今は孤独な一人暮らし。


商売に失敗し、
金を失った彼は、
「車の運転をするだけ」という仕事に飛びつく。


特に深く考えもせず、
預かった荷物を運んでいたアールだったが、
ある時、
その中身が、大量の麻薬であることを知り・・・。





試写会で観た。


クリント・イーストウッドが、
「グラントリノ」以来、
11年ぶりに、監督と主演を兼ねた映画。


ポスターの印象だと、
シリアスな犯罪物な感じがするけど、
思っていたより軽く、
イーストウッドは、
飄々とした爺さんを演じてる。


なにせ、彼、
麻薬運びの片棒を担がされていると気付いた後も、
ハイウェイの途中で、
パンクして困っている車を助けたり、
勝手に、ファストフード店に寄って、
食事したりする(笑)。


そ、そんな余計な事してると、捕まるよ、
早く届けなよ、と、
こちらがハラハラしてしまう。


けれど、マフィアのボスは、
「それがいい」のだと言う。
「いかにも」な行動をする悪人より、
90歳の爺さんの、そういった普通な感じが、
捜査の目を撹乱するのにいい、と。


確かに、
麻薬撲滅に燃える、
DEAの捜査官・ブラッドリー・クーパーは、
カフェで隣り合ったイーストウッドと
会話をしているのに、
彼が運び屋だとは夢にも思わない。


話は逸れるけど、
私は、一度くらい、
職務質問を受けたり、
テロ警戒中の駅で、お巡りさんに声を掛けられたりしてみたいと
日頃、ちょっと思ったりしているのだけれど、
もう全然、そのような事はなく、
今まで生きてきた。


やっぱり、
こんなチンケな女が、
大きな事件を起こすようには見えないんだろうなぁ。
私は一生、職務質問を受ける事はないのかぁ。
ちょっと、つまらない(笑)。


上映前に、
舘ひろしさんのトークショーがあった。

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※映画ナタリーさんより


凄いよ、
生舘ひろし(笑)。
彼を肉眼で見る日が来るとは。
特別なファンではないのに、
なぜだか興奮する(笑)。


舘さんは、
イーストウッドの映画と、
「西部警察」を絡めたトークをされたりして、
会場を盛り上げていました。


評価 ★★★☆☆

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