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「君は月夜に光り輝く」 [映画]

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〔2019年/日本〕


高校生の岡田卓也(北村匠海)は、
まだ一度も会った事のないクラスメイト、
渡良瀬まみず(永野芽郁)が入院している病院に、
寄せ書きを届けに行く。


まみずは死が近づくと、
体が光る「発光病」に冒されており、
余命ゼロ日、つまりいつ死んでもおかしくない状況にいる。


まみずの病室に通うようになった卓也は、
まみずの「してみたい事リスト」を、
まみずの代わりにする、
「代行体験」を引き受ける事になるが・・・。





試写会で観た。


余命わずかな女子高生・まみずと、
クラスメイトの男子・卓也が、
心惹かれ合ってゆく、
青春難病もの。


まみずが、「してみた事リスト」を作っているという設定に、
まず、ちょっと共感。
まみずより、もうずっと年上の私だけど、
そんないい年になっても、まだ、
私の中にも「してみたい事リスト」があって、
その中の何かを叶えた時、
このブログにも、それについて書いたりしているから。


ただ、まみずは、
それを自分で実行できないのが悲しい。
彼女は「発光病」という不思議な病気で、
病室から出られない。


だから、それを、
知り合ったばかりの同級生・卓也に、
半ば強引に頼む。
可愛い子は得だ(笑)。
もし、まみずが永野芽郁のルックスでなかったら、
卓也は、一度寄せ書きを届けたきり、
二度と見舞いには行かなかった気がする(笑)。


まみずの母が、
卓也に向かって、
「刺激を与えると、あの子のストレスになる。
 一日でも長く生きてもらうために、あなたは病院に来ないで」
と言うのだけれど、
私は、その考えには、ちょっと賛同できなかったなぁ。


難病に冒されている、
年頃の女の子が、
たとえ、真似事でもいいから、
恋を体験して、
それで多少、寿命が縮まったとしても、
何もなく、一生を終えるより、
ずっと有意義な人生ではないのかしら。


もちろん、
同じ立場になった事がない私には、
まみずの母の辛さは、
本当に意味で、理解はできないし、


デリケートな命の問題は、
10人いたら、10通りの意見があると思うので、
あくまでも、私の考えなのだけれど。


評価 ★★★☆☆

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