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「ビリーブ 未来への大逆転」 [映画]

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〔2018年/アメリカ〕


1956年。
ルース・ギンズバーグ(フェリシティ・ジョーンズ)は、
500人中、女子9人の、
ハーバード大学の法科に合格する。


主婦でもあるルースは、
夫・マーティ(アーミー・ハマー)の協力もあり、
家事と子育てをしながら、
大学を主席で卒業する。


しかし、彼女が志望した、
法律事務所への就職は叶わず、
大学教授として働き始める。


弁護士への夢を捨てきれないルースは、
ある日、マーティから、
ある訴訟の資料を見せられ・・・。





試写会で観た。


実在する、
アメリカ合衆国最高裁判事となった、
ルース・ギンズバーグの半生を描いた映画。


頭がいいっていいなぁ、と、
まずそこに感心してしまう。


女子がたった9人しか合格できない
ハーバードの法科に受かり、
さらに主席で卒業だなんて、


そんなの、私にしてみたら、
夢のような頭脳だわ。
分けてほしいくらい(笑)。


ただ、1950年代の女性にとって、
そんな素晴らしい頭脳も、
宝の持ち腐れというわけで。


当時、女性が法曹界で働くなど、
有り得ない事だったようで、
ルースは、弁護士を諦める。
・・・って、それでも、大学教授になれたんだから、
それでいいじゃん、と私なら、
もうそこで自分の人生に満足してしまうなぁ(笑)。


その後、ルースは、
ある男性が、
母親の介護のために、介護士を雇うのに、
その男性が未婚という理由で、
所得控除が受けられないという案件を知り、
動き出す。


なんて頭のいい人なんだ。
性差別を是正するために、
まずは、男性への性差別を無くしたという前例を作れば、
女性への性差別撲滅を目指すとき、
助けになる、と、彼女は考えたわけで。


遠回りなようで、実は、すごい策略。
できる人は、どこまでもできるという事なのね。


評価 ★★★☆☆

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