「バトルシップ」 [映画]
〔2012年/アメリカ〕
ハワイ沖で、世界各国合同の、
軍事訓練が行われる。
米海軍の新人兵・テイラー・キッチュもその一人。
彼は日本軍の指揮官・浅野忠信をライバル視しながら、
演習に参加する。
ところが、突然謎の物体が飛来し、
真珠湾沖に落下する。
それは地球にやって来た、
エイリアンだった。
人間対エイリアンの戦いが、
始まる。
そこに、キッチュとブルックリン・デッカーの恋愛、
そして彼らの交際に反対するリーアム・ニーソンのエピソードが絡む。
普通に楽しめるSFアクション大作だとは思う。
ただ、これが“ユニバーサル映画100周年記念作品”だと言われると、
首を傾げざるを得ない。
なんだろうな、この軽さは。
船も、エイリアンの母船も、
重厚な金属でできていて、
一見重そうなのだけれど(重いの意味が違う(笑))、
全体がスカスカしている。
やっぱり主人公の問題かなぁ。
テイラー・キッチュってよく知らないけど、
名前のせいじゃないけど、
キッチュな印象。
(と、ここまで書いて、念の為、“キッチュ”のちゃんとした意味を
調べちゃったよ。
「俗悪なもの。まがいもの。」だそうだ。
それなら、“チープ”の方が近いかな)。
もっと他に誰かいなかったのかしら。
せっかくの100周年なんだし。
キッチュとブルックリン・デッカーの出会いも、
なんというか、安易な感じ。
あんなんで恋に落ちちゃうのか。
デッカーという女優さんもよく知らないし。
まぁ、最初はこんな風に「誰?」と言われた俳優さんの中から、
後の大スターが生まれるわけだから、
まだまだこれから頑張ってほしいけれど。
ただ、一つ。
チキンブリトーが食べたくなる(笑)。
評価 ★★★☆☆