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「プロジェクト・グーテンベルク 贋札王」 [映画]

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〔2018年/香港〕


アメリカドル紙幣の偽札製造集団の一人、
レイ・マン(アーロン・クォック)が、
ついに逮捕される。


警察は、レイに、
偽造団のボスで、
「画家」と呼ばれる謎の男について話すよう
説得するが、
レイはひどく怯えている。


「あなたたちは、画家の怖さを知らない。
 彼は必ず、ここにやって来て、
 自分を殺すし、ここにいる全員も死ぬだろう」と言う・・・。





試写会で観た。


香港映画の犯罪物は、
そう沢山観ているわけじゃないけど、
たまに観ると楽しい。
「男たちの挽歌」とか、
「インファナル・アフェア」とか、
大好き。


香港を拠点とする、
米ドル紙幣偽造集団にスカウトされ、
犯罪に手を染める男・レイ。


ボスは、「画家」と呼ばれる男で、
冷酷無比。
掟を破った者には容赦しない。


偽札作りの場面が、
めっちゃ面白い。


紙幣だから当然の事だけど、
使われている、
紙から、インクから、透かしなどの技術に至るまで、
普通では手に入らないものばかりで、
観ているこちらは、
すごく勉強になった気分にさせられる。


それから、アクション。
「画家」を演じるチョウ・ユンファ、64歳、健在。
全然年齢を感じさせない。
めっちゃカッコいいし、
それにすごくダンディだ。


で、ずっと面白く観ていると、
途中から、
え?
どういう事?
という流れになる。


意味は分かるけど、
自分の理解が正しいのかどうか、
確認したくなる。


というところで、
上映後、
映画コメンテーターの有村昆さんの
トークショーがあり、
その辺りを詳しく解説してくださった。


ただ、それはそれで良かったけど、
上映後、
説明が必要な映画ってどうなのよ、と
思わないでもない。
何回でも劇場に足を運んで、
理解してほしいって事?(笑)。


面白かっただけに、
もう少し分かりやすかったらな、と思う。
いや、私の理解力がないせいか?
いや、有村さんが、
「ストーリーを完全に理解できた方?」と
お客さんに聞いたら、
誰も手を上げなかったから、
私の能力だけのせいじゃない(と思いたい(笑))。


評価 ★★★☆☆

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