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「劇場版 シグナル 長期未解決事件捜査班」 [映画]

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〔2021年/日本〕


2021年。
首都高速で、
政府高官・三谷(杉本哲太)が、
運転手もろとも、交通事故で死ぬ。


死因を調べた結果、
これは単なる事故でなく、
車の通風孔から出た、
猛毒ガスが原因だと分かり、
日本中が騒然とする。


なぜなら、この猛毒ガスは、
数年前に、
某カルト集団が、
新宿の公園で散布し、
多数の犠牲者を出したものだったからだ。


カルト集団は全員逮捕され、
猛毒ガスは全て押収されたはず。
なのに、何故。


長期未解決事件捜査班の刑事・三枝健人(坂口健太郎)は、
事件の中にある、
闇を追究してゆくが・・・。





試写会で観た。


この映画は、
2018年にフジテレビで放送されたドラマ、
「シグナル 長期未解決事件捜査班」を
映画化した作品だそうだ。


とはいえ、
いつもの事だけれど、
私は、テレビドラマに疎く、
申し訳ない気持ちで観る。


観ているうちに、
この物語が、
他の刑事ものとは、少し違う事が分かってくる。


というのも、
坂口健太郎くん演じる刑事・三枝は、
不思議な無線機を持っていて、
それは、
過去にいた刑事・大山(北村一輝)と繋がっているのだ。


で、大山から、
過去の出来事を聞きながら、
事件を解決したり、
また、大山も、
未来にいる三枝から、
過去の事件を教わり、
未然に防いだりする、というわけで。


激しいアクションと、
時空を超えたファンタジーという、
1本で2つ美味しい内容(笑)。


さらに、
過去を変えると、
人々の記憶も、
PCのデータも瞬時に書き換わってしまうという、
ちょっとびっくりな展開。
過去って、そんなに簡単に変えてもいいんだろうか、
とは思うけど、まぁ、そこには触れまい(笑)。


それにしても、
実際に、大量殺人を目論むテロリスト集団がいたとして、
その目的を達成するのは、
想像以上に簡単だな、と、
あらためて、背筋が寒くなるような思いがする。
日本は既に、
一度その経験をしているわけだし。


評価 ★★★☆☆

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