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「ジュラシック・ワールド 炎の王国」 [映画]

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〔2018年/アメリカ〕


3年前の出来事で放棄された、
コスタリカ沖のイスラ・ヌブラル島。
かつて人間がコントロールしていたこの島も、
今は、恐竜の天国だ。


ところが、この島が火山噴火の予兆を見せる。
人間たちは、
恐竜たちを救うか、
そのまま死滅させるかの、
選択を迫られる。


恐竜の救出を決めた学者・オーウェン(クリス・プラット)は、
テーマパークの責任者だった
クレア(ブライス・ダラス・ハワード)らと共に、
島に向かった。


火山が激しさを増す中、
命を懸けた
冒険が始まる・・・。





前半は、
かつてジュラシックパークがあった島での、
恐竜救出作戦で、
それはそれで、
とても見応えがあるのだけれど、
それは序章に過ぎず、


私は後半に見入ってしまった。


これは書いていんだろうか。
予告にも観られない場面なのだけれど、
いいや、書いちゃう。


恐竜たちは、
火山の島から救出され、
アメリカ本土に連れてこられるのだけれど、
実はそれは、
単なる
「恐竜を救え」作戦ではなく、


恐竜で金儲けをしようとする
悪者の陰謀が渦巻いている。


彼らは、檻に入れた恐竜を、
1頭ずつ出しては、
オークションにかけるのだ。


その様子は、
映画によくある、
美術品を競り落とす、
あのオークションと何ら変わりなく、
金持ちの道楽そのもの。


そこには、
恐竜への愛は微塵も感じられない。
ただただ、金にあかせて、
命あるものを売り買い。
醜悪とも言える場面。


そんなもの買って、
あんたらどうすんの?
飼うのに飽きたからって、
その辺に捨てたら、大変な事になるの分かってる?
と言いたくなるような、
愚かさで。


「生き物」について、
ちょっと考えさせられもする。


恐竜たちの島の火山が噴火した時、
私は少し迷った。
元々、作ってはいけなかった恐竜たちなのだから、
そのまま淘汰されるのが、
自然な形なのでは、って。


でも、駄目。
生きている恐竜たちを目の当たりにすると、
やっぱり、置いて行くことなんてできない。
今、ここで生きているのだから、
死んでいくをの見ているだけなんて、
できない。


次回作を思わせるシーンが
ラストにある。
これがまた、
不気味で、
絶対観たい!という気持ちにさせられる。


評価 ★★★★☆

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