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「にっぽん美女物語」 [映画]

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〔1974年/日本〕


神楽坂で小料理屋を経営する
女主人・むつ(ミヤコ蝶々)には
4人の娘がいる。


長女・鯛子(鳥居恵子)。
次女・ひらめ(研ナオコ)。
三女・鮎子(早瀬久美)。
四女・さより(秋谷陽子)。


長女、三女、四女は、
美人で、気立てがいいのだが、
次女のひらめだけが、
見た目も、性格も、
跳ねっかえりで、
むつは手を焼いている。


ある日、一流商社マンの蛯沢(湯原昌幸)が、
ひらめに一目惚れしたと、
縁談を申し入れてきた。
有頂天になったひらめだが、
蛯沢が鮎子を次女だと間違えていたことが分かり、ショック・・・。





好きだなぁ、
研ナオコさん。


何が好きって、
歌が好きだなぁ。
研さんが歌う、失恋の歌は絶品だ。
「かもめはかもめ」
「ひとりぼっちで踊らせて」
「窓ガラス」
「愚図」
などなど、
彼女が歌うと、
まるで物語が見えるように、
歌詞が心に沁み込んでくる。


カラオケに行くと、
絶対何か1曲は歌ってしまう。


この映画は、そんな研さんが主演した、
面白くて、
どこか哀しい物語。


なにせ、研さん、
4人姉妹の中で、
1人だけ異質な感じで、
周囲も困ってるけど、
本人も、結構悩んでいる。


名前からして、ひらめよ(笑)。
他の子も、
魚の名前なのは同じだけど、
ひらめって(笑)。
いや、笑っちゃいけない、笑っちゃいけないけど。


でも、そんな彼女でも、
気の合うボーイフレンドができる。
ちょっと希望の光が見えるラストがいい。


研さんといえば、
静岡県の、天城湯ヶ島町の出身なのは、
よく知られているけれど、


同じ天城湯ヶ島出身で、
研さんと同じ中学だったという女性と、
話をした事がある。


その方によると、
研さんは、
中学生の頃から、
それはそれはオシャレで、
学校のプールの時間には、
学友たちがスクール水着を着用する中、
一人だけビキニを着ていたのだそうだ。


やはり、
有名になる人、
スターになる人は、
それくらいの度胸と、
人並外れた自己顕示欲がないと
駄目なのだなぁと思わされたエピソード。


評価 ★★★☆☆

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