「ゴースト&ダークネス」 [映画]

〔1996年/アメリカ〕
19世紀の終わり、
イギリスは、東アフリカのツァヴォ河に橋を架けるため、
技術者のジョン・パターソン(ヴァル・キルマー)を
現地に送り込んだ。
パターソンは、助手のスターリング、
そして現地のリーダー・サミュエルと共に、
多数のアフリカ人労働者に指示を出し、
すぐに橋の建設を開始、
それは、順調に進んでいるように思えた。
ところが、ある日、
人食いライオンがキャンプを襲った。
パターソンは、一発でこれを仕留め、
アフリカ人たちは彼を、
尊敬の眼差しで見るようになる。
ところが、それは序章にすぎなかった。
ある日、また人食いライオンが現れ、
労働者を襲った。
しかも、ライオンは二頭おり、
次々、人間たちを食ってゆく。
二頭は、「ゴースト」と「ダークネス」と名付けられ、
あまりの恐怖に、
労働者たちは全員、逃げ出してしまう。
そこへ、高名なハンター・レミントン(マイケル・ダグラス)が
やって来る。
パターソン&レミントン対、
ゴースト&ダークネスの闘いが始まる・・・。
人食いライオンと言ったって、
ライオンにしてみたら、
腹が減って、
そこに、餌の群れがあったら、
襲い掛かるのは自然の摂理、
仕方がなかろう。
ゴーストとダークネスは、
殺しを楽しんでいる、という設定になっているけれど、
ライオンにそんな習性があるのか、
それは私には分からない。
それから逆に、
人間を咎めようとも思わない。
私が今住んでいる所だって、
全ては人間の手によって切り開かれ、
開発された所に違いないのだから、
よその国にだけ、
「自然を大切にしろ」と言うのは勝手すぎる。
ヴァル・キルマーが、
まだ若く、
そして、
まだ痩せている(笑)。
昔はイケメン俳優の一人だったのにね(笑)。
一体どうして、
今のような風貌になってしまったのか。
そんな、イケメンだった頃のヴァル・キルマー、
最初にライオンを一発で仕留めたのは、
とってもカッコ良かったのだけれど、
その後、
ゴーストとダークネスに対しては、
鈍臭すぎて、溜息が出る。
何をやっても失敗ばかり。
「おぉぉぉ!チャンス!!」という時にも、
失敗、また失敗。
あんなに失敗するって、
逆に難しいくらいだ(笑)。
ある場面で、
「えっ!!!嘘でしょ・・・」と、
独り言を言ってしまった。
それはそれは残酷な場面・・・。
ただ、大丈夫、〇〇だから。
これから観られる方、ご安心ください・・・って
一体なんの事だか(笑)。
それほど盛り上がらないけど、
つまらなくもないって事で。
評価 ★★★☆☆