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「母よ、」 [映画]

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〔2015年/イタリア〕


女性映画監督・マルゲリータ(マルゲリータ・ブイ)は、
現在、新作を撮影中。


マルゲリータの現在の気がかりは、
入院している母・アーダ(ジュリアン・ラッツァリーニ)。
兄・ジョバンニと一緒に母の面倒を見てはいるが、
医師によると、
病状は重く、もう長くはないらしい。


そんな中、
映画の主役を演じる、
アメリカ人俳優・バリー(ジョン・タトゥーロ)が到着する。
バリーは、キューブリック監督に映画の出たなどと、
ビッグマウスだが、
イタリア語を解せず、
さらに、NGを連発してばかりで
マルゲリータのストレスは溜まるばかり。


また、思春期に入った娘との関係も、
上手くいっているとは言い難い・・・。





昨日、試写会で観た。


今年、試写会に当たったのは、
「猫なんかよんでもこない。」に次いで2度目。
2010年から2011年にかけて、
やたらと試写会に当たった時期があったけれど、
また運が上昇してきたのか!?
この波に乗って、どんどん応募しなくちゃ(笑)。


しかも、帰り際にパスタをいただきましたよ。
映画をタダで観せてもらった上に、
お土産までいただいて、
本当に申し訳ない。
どうもありがとうございました。


で、この映画。
一口に母と娘と言っても、
100人100様の有り方があって、
このような映画を観ても、
感動する人と、
冷めている人に分かれてしまう気がする。


それから、
「娘の立場だけど、親の立場でもある」、とか、
「子供はいない」、とか、
それによっても、
感想が変わってくるだろうし。


そんな事より、私は、
主人公・マルゲリータが監督をする、
映画の撮影風景がめっちゃ楽しかった。


例えば、
映画で、登場人物が車の運転をするシーンなんか、
こんな風にするんだぁ、と、
勉強になったような気分になったり。


ジョン・タトゥーロが、
イタリア語を分かってるんだか分かっていないんだか、
可笑しな事ばかり言ってて笑える。
母の病気がテーマの映画だけど、
彼の存在がよい中和剤になっている気がする。


評価 ★★★☆☆

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