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「ライフ・ウイズ・ミュージック」 [映画]

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〔2021年/アメリカ〕


アルコール依存症のリハビリを受けながら、
孤独に生きる女性・ズー(ケイト・ハドソン)。


ある日、ズーは、
祖母の死の報せを受け、
祖母のアパートに駆け付ける。


祖母は、死の直前まで、
ズーの妹で自閉症のミュージック(マディ・ジーグラー)の
面倒を見ながら暮らしており、
これから、
ミュージックの世話は、
ズーがする事になる。


ミュージックは、
些細な変化にも敏感で、
パニックを起こしてしまうので、
ズーは、戸惑い、
施設に預けようとも思うが、
それも踏ん切りがつかない。


すると、
アパートの隣人・エボ(レスリー・オドム・jr)が、
手を差し伸べてくれて・・・。





試写会で観た。


顔出しをしない事で有名な、
シンガー・ソングライターの、
シーアが監督をした作品だという。


とはいえ、
私は、シーアさんの存在や名前を、
この映画で初めて知った。
10代の私だったら、
きっと知っていただろうし、
音楽にも乗れたことだろう。


「シーアの世界観そのままの映画」と
感想を書かれているかたもいる。
あー、その世界観が分からないのが、
本当に残念。
もっと、流行りのものを知らないと駄目ですね。


ただ、世界観は分からないけれど、
ポップで、不思議な映像は分かる。
ともすれば、
暗くなりがちなストーリーが、
可愛い映像で救われる。


これは、シーアの実体験に基づくお話なようで、
彼女自身も、
アルコール依存症に苦しみ、
そして、克服した過去があるという。


自閉症の妹さんがいるというのは、
実話なのだろうか。
この妹さんは、
毎日のルーティンが完全に決まっていて、
それを変えるのは容易ではない。
今まで、彼女の世話を、
祖母に丸投げしてきた主人公にとって、
急な同居は、戸惑いでしかなく。


けれど、すごくいいな、と思ったのは、
妹さんに対して、
ご近所の皆様が、
すごく理解があり、協力的な所。


妹さんが毎日出掛ける先で、
毎日、同じ仕掛けをしてくれる。
パニックにならないように、
手伝ってくれる。


世の中が、
全部、こんな風だったらいいのに、と思うけど、
もちろん、現実は、
中々そうもいかないのは分かっているのだけれど。


評価 ★★★☆☆

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