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「羊とオオカミの恋と殺人」 [映画]

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〔2019年/日本〕


人生に絶望した男・黒須(杉野遥亮)は、
首を吊ろうとするも失敗、
その時の衝撃でアパートの壁に穴が開いてしまう。


穴を覗くと、
そこは隣室の女子大生・宮市(福原遥)の部屋。
その日から黒須は、
宮市の生活を覗くようになる。


ところが、ある日、
黒須は、
宮市が部屋に連れ込んだ男を殺すのを見てしまう。
それも、一度ならず、二度までも。


宮市は、殺人を見られた事に気付くが、
それがきっかけで、
2人は付き合う事になり・・・。





試写会で観た。


「羊とオオカミ」と聞けば、
一般的には、
羊が女性で、
オオカミが男性、
というイメージだろうけど、
この映画の場合は、オオカミが女性。


何せ、主人公の女子大生・宮市は、
とにかく人を殺す。
殺しまくる。
その手つきは鮮やかで、
一瞬のためらいもない。


その反面、
宮市の恋人・黒須は、
絵に描いたような、草食系男子。
私は、威張る男、暴力的な男は大嫌いだけど、
草食系も度が過ぎると、
イライラするものだなぁと思いながら観る。
人間、何事も、適度がいいって事ね(笑)。


宮市が、あれほど人を殺しまくっているのに、
ニュースにもならなければ、
警察が動き出す様子もない。
死体の処理も、どうしているのか不思議だ・・・
・・・と思っていたら、
次第に、諸々の事が明らかになってくる。


前に、映画「愛がなんだ」で
 ↓
https://aomikamica.blog.ss-blog.jp/2019-05-09
江口のりこさんの凄さに気付いたと書いたけれど、
本作でも、江口さんは、
重要な役をこなしている。
雰囲気があって、カッコいい。


上映後、
黒須と宮市に関わる女の子を演じた、
江野沢愛美さんと、
朝倉加葉子監督による、
トークショーがあった。

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江野沢さんは
以前から、主演の福原遥さんと
お友達だったそうで、
「とにかく福原遥が可愛い!という映画です」と話された。


朝倉監督は、
「この映画は、血しぶきラブコメという新しいジャンルです」を言って、
笑いを誘っていた。
本当に、その血しぶきったら、
怖いを通り越して、
素晴らしい鮮やかさです(笑)。


評価 ★★★☆☆

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