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「LORO 欲望のイタリア」 [映画]

loroyokubounoItaly.jpg
〔2018年/イタリア〕


イタリアの元首相・ベルルスコーニは、
政敵に負け、
失脚するも、
返り咲きの機会を狙っている。


青年実業家のセルジョは、
自身の政界進出に
ベルルスコーニを利用しようと、
急接近。


セクシー美女を招き、
酒池肉林の狂乱騒ぎ、
マフィアとの深い関係、
職権乱用。


さらには、整形に植毛と、
ベルルスコーニのスキャンダルは
数知れず・・・。





試写会で観た。


上映前に、
漫画「テルマエ・ロマエ」の作者で、
イタリア在住のヤマザキマリさんの
トークショーがあった。

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ヤマザキさんは、
ご家族全員で、
ベルルスコーニさんを大嫌いだったそうで(笑)、
イタリアで、
彼のスキャンダルが持ち上がる度に、
大騒ぎになるのに、
でもなぜか、選挙になると当選する事に、
「本当は、あなた、彼に投票してるんじゃないの?」と
家族間で、疑心暗鬼になり、
腹の探り合いになったそうだ(笑)。


確かにね。
日本でも、ベルルスコーニさんの悪評は、
相当伝わってきていたし、
私たちは、まぁ、
遠い異国の首相の事だから、
半笑いで、生温かく見守ってはいれば済む事だけど、
これが自国の問題となると、
そりゃあ、笑ってもいられないでしょうね。


ポスターにもあるけど、
その在り方は、
トランプさんと似てるのかなぁ。
ただ、どちらの事も、
国内の空気感まで知っているわけでないので、
知ったかぶった判断はできないけど。


で、この映画、
ヤマザキさんは、
3回観たと言われていたけれど、
私には、
イマイチだったかなぁ。


150分と長く、
何だかよく分からないシーンも多い。
いや、それを面白いというかたもおられるので、
私に、この映画を理解する能力がないのだと思われる。


ベルルスコーニさんには、
少なからず興味があるので、
ちょっと残念。


仕事帰りで疲れていたのかもしれない。
もう一度観てみます・・・
と言いたい所だけど、
長さを考えると、無理かも・・・。


そういえば、
途中で帰られたかたが3人いた。
(試写会では珍しい)
人様を引き合いに出して、
何かを貶めるなんて、
卑怯な気もするけど、
やっぱり、退屈だったんだろうなぁ、と、
思ったりもして・・・
・・・って、
帰られた理由は分からないけれど。


評価 ★★☆☆☆

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