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「ラッフルズホテル」 [映画]

raffleshotel.jpg
〔1989年/日本〕


人気女優・本間萌子(藤谷美和子)が、
シンガポールにやって来た。
空港で出迎えたのは、
現地でガイドをする結城岳夫(本木雅弘)。


ラッフルズホテルにチェックインした萌子は、
何か落ち着かない様子を見せる。


萌子は、
「シンガポールに行く」と言ったきり戻ってこない、
カメラマンの恋人・狩谷(根津甚八)を
探しにやって来たのだ。


狩谷を探し回った萌子は、
ついに彼を発見。
ジャングルの中のコテージで
二人だけの時間を過ごすが・・・。





一人シンガポール映画祭、第3弾。
https://aomikamica.blog.ss-blog.jp/2023-07-15
https://aomikamica.blog.ss-blog.jp/2023-07-24


今まで観てきた2作は、
シンガポール製作だったけど、
これは日本の映画。


この映画の存在は知っていたけれど、
シンガポールに行かなければ、
観ようとも思わなかったと思う。
そもそも、観る事自体、難しい。
DVD化もされていないようだし、
VHSはネット通販にあるにはあるけど、
ちょっと高い。


諦めかけていたところに、
なんと、嬉しい事に、
レンタル店にVHSがあった。
どんな事でも、諦めたらそれで試合終了ですね(笑)。


映画の感想は、というと、
まぁ、想像以上でも、以下でもない(笑)。
バブルの真っ只中に量産された作品の中の1本という感じ。


肝心のラッフルズホテルの内部は
見られるけど、
VHSなので、
映像があまり綺麗でなく、
感動、というほどでもない。


藤谷美和子の舌足らずのセリフも、
とても日本を代表するような女優には見えないし、
いくらシンガポールが狭いとは言っても、
探している恋人を
簡単に探し当てるというのも、
現実的ではない気がする。


藤谷美和子は、
ホテルの室内を、
自分で注文した蘭の花で埋め尽くし、
「あの人が贈ってくれたんだわ」と言ったり、
森の中で、
いきなりボウガンを根津甚八に向けて撃ったりと、
そういう意味では、本領発揮(笑)。


前に何かで読んだのだけれど、
この映画の撮影中、
藤谷美和子と、
原作者で監督の村上龍は、
修復不可能なくらい、
不仲になったという。
理由は分からないけど。


それから、ラスト、
「えー!? それはないわぁ」と(笑)。
 ↓
hotel2.png


ラッフルズホテルには、
宿泊した世界の著名人の名前が、
部屋の前に飾られているそうなのだけれど、
エヴァ・ガードナー、
ロバート・ケネディ、
ヘイリー・ミルズ
と、萌子が同格?(笑)


しかも、このプレート、
後から取って付けたように、
大きさも、フォントも違うし(笑)。


まさか、自分で勝手に貼り付けたのか?
ホテル側から怒られるって(笑)。


評価 ★★☆☆☆

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