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「見知らぬ女からの手紙」 [映画]

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〔2004年/中国〕


1948年。北京。
ある作家の元に、見知らぬ女からの手紙が届いた。
封を開けて読み始めた作家は、
その内容に驚いた。


手紙の主の女は、
13歳の時、隣に越してきた作家に恋をした。
作家の事を目で追っては、胸を焦がす日々。
しかし、母親の再婚により、
北京を離れる事に。


7年後、作家を忘れられない女は、
北京の師範学校に入学する。
そして、ひょんなことから、作家と会話をし、
一夜を共にすることに。
女の胸は喜びに打ち震えた。


しかし、作家は
「連絡する」と言ったきり、
遠方へ行ってしまい、
その後、女は妊娠に気付き・・・。





先日書いた、
「忘れじの面影」が、
 ↓
https://aomikamica.blog.ss-blog.jp/2022-08-20
中国でリメイクされていると知り、
すぐに借りて、観てみた。


なぜ、あんな古い映画を、
中国でリメイク?と思ったけれど、
元は、オーストリアの小説が原作らしい。


アメリカ版とは、
男の職業など、
細部は変えてあるが、
基本の物語は同じ。


そして、
同じ東洋人だからか、
感情移入がしやすい。


にしても、
どちらも、
男が、見知らぬ女から手紙をもらうという出だしなのだけれど、
いきなり、
あなたの子供がいます。
あなたを永遠に愛します。


と書かれてあって、
現実にそんな事があったら、
読んだ男は仰天するだろうなぁ、と思う。


「忘れじの面影」にも書いたけれど、
なにせ、この温度差。
女は、男に恋焦がれ、
子供まで産んだというのに、
男は、全く、
1ミリも記憶になく。


しかも、その後、
2人は、また一夜を共にするのだよ。
でも、男は女を、
初めて会ったように扱い・・・。
何度会っても、
彼女は、よほど男の印象に残らないのか、
それとも、この男が、どの女に対しても同じなのか。


中国語は分からないけど、
このポスターの、
「男人的一夜」
「女人的一生」
って、
漢字だけで、
内容が上手く表されてるなぁ、と。


評価 ★★★☆☆

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