「コレット 水瓶座の女」 [映画]
〔1991年/アメリカ・フランス・ドイツ〕
20世紀初頭。
田舎娘・ガブリエル・コレット(マチルダ・メイ)は、
都会から来た14歳年上の出版者・ウィリーと恋に落ち、
結婚してパリにやって来る。
ガブリエルは社交界で、
女優・ポラール(ヴァージニア・マドセン)と知り合い、
同性愛の関係になるが、
彼女は、ウィリーとも以前から深い仲で、
ショックを受ける。
ガブリエルは、そんな事を、
日記に書き綴っていたが、
それを勝手に読んだウィリーは、
自分の著作として、
「学校のクロディーヌ」と題して、
出版してしまう。
ガブリエルは、それに納得したわけではなかったが、
我慢したまま、数年が過ぎた。
しかし、度重なるウィリーの、
身勝手な行動に、
ついに反撃を・・・。
自分の誕生日や、星座や、干支に愛着があるかたは
きっと多いだろうなぁと想像するけれど、
私の星座は水瓶座なので、
この「コレット 水瓶座の女」は
いつか観たいとずっと思っていて、
やっと願いが叶った。
【 好奇心、チャレンジ精神が強く、
自由奔放で、個性的、
マイペースで、
好きなものには、とことんのめり込み、
真似をされるのが大嫌い。
人付き合いはしても、
人に合わせるのは苦手 】
というのが、
大方の星占いに書かれている水瓶座の特徴で、
たしかに、
「当たらずといえども遠からず」
という気がしないでもない。
ユーミンの、デビュー当時の自己紹介には、
「私は水瓶座ではないけれど、水瓶座のような性格」と
書かれていて、
ちょっと嬉しく思ったりもする(笑)。
それから、
人類が滅亡の危機に瀕した時、
最後に生き残るのは、水瓶座とも言われているそうだ。
・・・なーんて、自分の星座だからと自画自賛みたいになっちゃってて、
すみません。
きっとどの星座も、
素敵な特徴があるのですよね。
で、この映画、
実在の女流作家、
シドニー・ガブリエル・コレットの半生を描いているのだけれど、
コレットが本当に水瓶座なのか、
誕生日を調べたところ、
1月28日なので、
うん、間違いなく水瓶座だ。
で、コレットについては、
3年前にキーラ・ナイトレイも、
映画「コレット」で演じていて、
↓
https://aomikamica.blog.ss-blog.jp/2019-04-20
記憶に新しいところだけれど、
やはりこちらの映画でも、
描かれているのは、
最悪な夫の事。
この夫は、
コレットの日記を勝手に読んだり、
自分の名前で出版したり、
さらに、コレットの実家からの手紙を勝手に処分して、
コレットは父の病気をずっと知らずにいたりと、
とにかく、何でも自分が支配しないと
いられない男のようだ。
でも、いい加減怒ったコレットは、
大勢の人がいる前で、
夫に大恥をかかせる。
人々はきっと、
夫の出版物は、コレットが書いているのだと、
薄々感じていたのでしょうね。
「自分の本なのに、タイトルも言えないのか!」だと(笑)。
胸がスッとした場面。
評価 ★★★☆☆