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「コレット」 [映画]

colette.jpg
〔2018年/イギリス〕


イギリスの田舎町で育ったコレット(キーラ・ナイトレイ)は、
14歳年上の都会の作家・ウィリー(ドミニク・ウエスト)と出会い、
結婚し、パリに移住する。


ウィリーは、
浪費家で、借金が増える一方。
そんな中、彼はコレットの文章力に気付き、
彼女に小説を書かせ、
それを自分の作品として発表する。


コレットの書いた「クロディーヌ」シリーズは、
大ヒットし、社会現象にまでなるが・・・。





試写会で観た。


フランスを代表する女流作家・コレットの
半生を描いた映画。


それにしても多いなぁ、
男性が、女性の作り出したものを、
自分の作品として発表し、
地位と名声を得るって話が。


私が映画で観ただけでも3本目で、
そのうち2本が実話だから、
世の中には知られていない、
その手のエピソードがもっともっとあるかもしれない。


そして、なぜか、
その逆に、
男性の作品を、
女性が自分のものにして発表してしまうという話に、
私はまだ、遭遇した事がない。
でも、世の中はずいぶん変わった。
これから、そういう女性が出てきても、
おかしくはない気がする。
期待しているよ(笑)。


結婚前は、
お下げ髪をした、田舎の少女だったコレットが、
結婚後、
夫や、様々な人と付き合ううちに、
どんどん奔放な女性になってゆくのを、
面白く思った。


彼女は、男性だけでなく、
女性とも、恋愛するようになる。
夫もバイセクシャルだったというから、
元々そのような素養のあったコレットに
夫は惹かれたのかもしれない。


というのも、
上映後、
フランス文学者の鹿島茂さんと、
コラムニストの山崎まどかさんのトークショーがあったのだけれど、
コレットの夫のウィリーは、
「全く、何の能力もないくせに」
(ここで場内は爆笑)
人を見い出す才能にだけは長けており、


上手い文章を書く若い作家を見つけては、
勉強と称して、小説を書かせ、
自分の作品として発表していたという。


「全く、何の能力もない」って事ないじゃん(笑)。
凄い才能だよ。
自分の人生にプラスになる人間を見い出せる能力があるなんて、
羨ましい(笑)。


評価 ★★★☆☆

nice!(130)  コメント(8) 
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コメント 8

きよたん

自分にプラスになる人を見いだせる才能ある人
いますよね
私もすごい才能だと思います。
by きよたん (2019-04-20 21:06) 

lequiche

鹿島茂先生の著述は面白いですね。私はファンです。

映画の話とはちょっと違うかもしれませんが、
本を出版する際に組んだ文章をチェックする
「校正」という仕事がありますが、
校正の仕事を下請けでやりたいという人に、
能力テストのためと称して1冊分の校正をやらせて、
もちろんテストなのでお金は払わず、
結局、不合格ということにして、
そうやって次から次へとテストをさせている会社があります。
一種の詐欺ですが、ずるいこと考えるものですね。
by lequiche (2019-04-21 01:16) 

あとりえSAKANA

先日の東大の入学式の祝辞の内容にも
あったように女性軽視は洋の東西を問わず
脈々とあるのだな、と。
女性だけでなく、知識や力のあるものが
搾取するという構図もなかなかなくなりは
しません。これでいいのか、日本!と時々
思います。
by あとりえSAKANA (2019-04-21 18:49) 

裏・市長

アホ!バカ!やめれ!青山実花!。
こんなとこでバラすな!。

真・大和高田市ホームページのゴーストライターを、
1記事20円で頼んだことを遠回しに、
インターネットで公開するなんて・・・!。

あなたも最初は、いや~映画の話題以外の記事は
気分転換になりますね!とか、
え!いくら犯罪者とはいえ、アホとかバカとか
書いちゃっていいんですか?!、
いや~~ストレス解消になりますね!とか
喜んでいたではないか。

それが最近では、気分が乗らないとか、
見返りが少ないんじゃないか、
せめて1記事26円に賃金アップしてくれよとか、
ちょっと調子に乗っているように
私も薄々感づいていたんだよ。

あなたの気分転換のために、
なぜワタシほどの上流階級の民が、
1記事26円も支払わないといけないのかね?!。

ワタシは池袋に行けば、ちょっとした顔だよ?!。
新型ブリウスで人を轢き殺しても、
警察ごときが逮捕出来ないほどの人間なんだ!。
4人までは轢いても許されるんだ!。

それを1記事、26円だなどと、
寝言を言うのも大概にしたまえ!。

本来ならば、裏・市長さん(87)さま、
何卒、私にあなたのブログ記事を更新させてくださいませ!と、
全裸でお願いに来なくてはいけないほどなのだ!。

それをよくも26円だなどと・・・。
呆れてモノも言えんわ!。
もう一度、その胸に手をあてて、
よく揉みながら考えなおしたまえ!。

本当に今日は気分が悪い!!。

・・・ツワリかな?。
by 裏・市長 (2019-04-23 20:04) 

青山実花

きよたんさん
コメントありがとうございます。

やっぱりそういうかた、
いるんですね^^;

そう言うのを世渡り上手というのでしょうか^^;

by 青山実花 (2019-04-24 16:46) 

青山実花

lequicheさん
コメントありがとうございます。

鹿島茂さんのファンとは、
さすが、lequicheさんですね^^

えー!
その校正のお話しはショックです。
出版社側の人間だったら、
「うまい事やりやがって」と思うのでしょうが、
校正する側からしたら、本当に騙しですね。
いつかは訴えられたりしないのでしょうか。
でも、ギリギリ、法には抵触しないのか・・・。
なんか悔しいな。

by 青山実花 (2019-04-24 16:46) 

青山実花

あとりえSAKANAさん
コメントありがとうございます。

そうですね、
「蔑視」というより「軽視」という言葉がピッタリですね。

私も今の日本は、本当にどうかしていると思います。
前はこの国が大好きだったのに、
最近は、あまり好きになれない。
特権階級、上級国民が、
ハッキリ存在している国だと、最近強く思います。

by 青山実花 (2019-04-24 16:47) 

青山実花

裏・市長さん
コメントありがとうございます。

裏・市長さん、もういいではありませんか、
ここでハッキリさせましょうよ。

そうです、
「真・大和高田市ホームページ」のレビューは、
全て、わたくし・青山実花が書いているのでございます。
今現在、5432本のレビューですので、
わたくしが、今までに得た報酬は、
たった、108,640円という事になりますわね。

これって、高校生が、
時給900円で、放課後マクドでバイトしているのと
変わりませんわね。

しかも、
「今日のレビューは苦情が来たぞ!」とか、
「もっと上手い文章書かんかい!」とか、
「1記事16円に賃金下げるぞ!」とか、
ちょっと調子に乗っているように
わたくしも薄々感づいていたんですよ。

なんで、旧華族の選ばれし民であるわたくしが、
たかだか、大和高田市の聖徳太子の末裔に、
威張られなくちゃならないのか、
意味が分かりませんわ。

聖徳太子なんて、
もう、お札にすらなれないのよ。

次の10,000円札の顔は、KKなのよ。
5,000円札の顔は、
馬子で、1,000円札は妹の
鹿子なのよ。

やっぱり人間は、特権階級に生まれないと駄目なのよ。
せめてもの救いは、I子が起用されなかった事だけなのよ。


え!?
裏・市長さん、ご懐妊なさったの?
それはそれは、おめでとうございます。
男の子だったら、
名前は「王子様」と決めているのでしょう?

by 青山実花 (2019-04-24 16:47) 

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