「マリー・ミー」

〔2022年/アメリカ〕


世界的スーパースター・キャット（ジェニファー・ロペス）は、
今夜のライブのステージ上で、
婚約者で歌手のバスティアン（マルーマ）と、
結婚式を挙げる予定でいる。


一方、
平凡な数学教師のチャーリー（オーウェン・ウィルソン） は、
同僚の女性教師・パーカーから、
今夜のキャットのライブチケットが2枚余っていると誘われ、
特に興味はないものの、
小学生の娘と3人で行く事に。


ライブが始まり、
いよいよ、結婚式！
というところで、
なんと、バスティアンの浮気動画がネットの流出してしまい、
キャットは失意のまま、
ステージへ。


パーカーから「MARRY ME（結婚して）」と書かれた
ボードを持たされていたチャーリーを見たキャットは、
半ば自棄気味に、
チャーリーを結婚相手に指名。
無理矢理ステージに上げられたチャーリーは、
キャットとキスを。


その映像は世界中に流され、
チャーリーは一躍、時の人となるが・・・。





ミーハーな私は、
この世界観は嫌いじゃないな。


世界的なスーパースター、
煌びやかなステージ、
桁外れに豪華な私生活。


それらの全て、
覗いてみたいことばかりではないか(笑)。


まぁ、この映画の主人公・チャーリーは、
私のような軽薄で浮わついた性格ではないようで(笑)、
キャットの超高級マンションに連れていかれても、
そこまで心を動かすことはなく、
それより、
自分の生活や、娘の事を大切にする、
堅実な人間。


キャットも、スターではあるけれど、
特に高飛車とか、エラソー、という事はなく、
とても性格のいい女。
つまり、おかしなきっかけで出会った2人ではあるけれど、
案外、似合いのカップルという事で。


それから、
大きなトラブルが起こらないのも、
安心して観ていられる理由。


私は、
嫉妬に駆られたバスティアンからの
嫌がらせなどがあるのかと思っていたのだけれど、
それほどの事はなく、


パパラッチとの大きなトラブルが？
とも思ったけど、
それもなく、


チャーリーの娘がキャットを嫌悪するとか？
の予想も外れ。


とにかく、最初から最後まで、
いい人だけの、
ハッピーな夢物語であった。


評価　★★★☆☆