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「ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男」 [映画]

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〔2021年/アメリカ〕


弁護士のビロット(マーク・ラファロ)は、
ウエストバージニア州の農夫から、
ある調査を依頼される。


それは、自分の飼育している190頭もの牛が、
不審死を遂げたというものだった。


ビロットが調査をすると、
大手化学メーカーの
「デュポン社」の工場から出る、
廃棄物が原因ではないかと分かってくる。


さらに、ビロットは、
「デュポン社」が、
発ガン性があると知りながら、
40年に渡って、
化学物質を廃棄していた事を知る。


ビロットは、
住人7万人を原告として、
「デュポン社」に対して、
集団訴訟を起こすが・・・。





これは、
観ていて心配になってくる。


実在する「デュポン社」の公害を、
こんな風に映画化するなんて、
クレームは付かないんだろうかと。


ウィキペディアで見てみたら、
デュポン社って、
世界4位、アメリカで2位という、
めちゃくちゃ巨大企業なのね。
大きいのは分かっていたけれど、
そこまでとは。


まぁ、もしかしたら、
そういった事は過去の事で、
今はクリーンですという、
逆の宣伝になるのかもしれないけど。


そういえば、
つい最近、
水俣病を扱った、
ジョニー・デップ主演の映画、
「MINAMATA ミナマタ」も公開されていた。
水俣病は、日本では、
1993年以降は、ある方面への影響で、
中々報道しにくい面があろうが、
外国人は、そんな事、忖度なしだろうし。
公害はもう、
隠すものではなく、
積極的に告発するものなのかもしれない。


それから、もっと怖かったのは、
テフロンについて。


この映画を観ていると、
テフロンというものが、
心底怖くなる。


テフロンって、
普段から、フライパンを使っているし、
食事に直結するものだから、
余計に怖い。


なんかもう、
フライパンは、鉄製の物に変えようかと、
思ったりして。
(すぐ影響される女(笑))。


でも、テフロンって、
フライパンだけでなく、
あらゆる商品に使われているらしい。
フライパン1つ変えても意味ないし、
テフロン以外にも、
知らずに使っている、
恐い化学製品なんて、
山ほどあるんだろうなぁ。
知らぬが花かも知れぬ(笑)。


評価 ★★★☆☆

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