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「1917 命をかけた伝令」 [映画]

1917.jpg
〔2019年/アメリカ〕


第一次世界大戦真っ只中の
1917年。


イギリス人兵士の
スコフィールドとブレイクは、
作戦を展開する前線の部隊に、
中止の伝令を伝えるよう、
上官から命じられる。


1600人の仲間の兵士の命を救うべく、
一刻の猶予もない中、
2人はすぐに出発するが、
危険なドイツの占領地には、
数々の罠が仕掛けられており・・・。





全編ワンカットで撮られたという、この映画。
簡単に言ってしまうと、
若い兵士2名が、
危険なドイツ占領地を通り抜け、
仲間のいる部隊へ向かうというだけなんだけど、


これが、とっても見応えがあって、
観終わったときは、もうヘトヘトに疲れ果てた。
物凄く入り込んでしまったようだ。


全編ワンカットの映画は、
今までにも観た事がないわけじゃないけど、
この映画は、特に凄いな。


だって、殆ど動きっぱなしで、
止まる場面が少ない。
「走れメロス」かよ、ってくらい(笑)。


少し止まっている時でも、
決して気を抜くことはできない。


ドイツ軍は
いつどこで自分を狙ってくるか分からず、
一瞬でも安心できる時間などありはしない。


ワンカットの映画って、
セリフや動きを間違っちゃったら、
どうなるんだろう。
多少の間違いは気にしないんだろか。


それから、スタッフさんはどうなんだろう。
俳優さんがあれほど動いているという事は、
スタッフさんも一緒に動いているという事・・・よね?
それとも、最近の撮影技術は、
私などには思い付かないほど進んでいて、
人はあまり必要ないのかな。


もう一つ、リハーサルは?
通し稽古などはするんだろうか。
あれを2度も3度もリハーサルする事を考えると
気が遠くなりそう。


とにかく、
内容で疲れ、
俳優さんやスタッフさんの事を考えて疲れるという、
疲れっぱなしの、
でも面白い映画。


評価 ★★★★☆

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