「誰よりも誰よりも君を愛す」 [映画]
〔1961年/日本〕
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「誰よりも君を愛す」
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https://aomikamica.blog.ss-blog.jp/2023-04-17
の続編です。
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ついに明人(本郷功次郎)は
砂江子(叶順子)と結婚の約束をし、
彼女を伴って、故郷に帰った。
両親は、砂江子を大歓迎し、喜んでいる。
ところが、砂江子の妊娠が発覚する。
それは、あの忌まわしい男・恭次郎(川崎敬三)に
凌辱された結果の事だった。
砂江子は、明人に黙って東京に帰り、
友人宅に身を寄せるが、
そんな砂江子に、
また、恭次郎の魔の手が伸びてくる。
砂江子は、
九州に行き、
旅館の女中として働き始めるが・・・。
前作で、
川崎敬三さん演じる恭次郎から、
とんでもない目に遭わされる、
気の毒な叶順子さんだったけど、
やっと幸せになれると思ったら、
更に過酷な運命が。
可哀想すぎる。
叶さんは、恭次郎からだけでなく、
働きに行った、
九州の旅館でも、
彼女には何の非もないのに、
男から言い寄られ、
女から嫉妬される。
あぁ、美しいって罪なのね(笑)。
酷いといえば、
沢村貞子さん演じる、
叶さんの叔母も最低。
彼女は、叔母でありながら、
恭次郎の味方で、
「恭次郎と結婚しないなら、妾になれ」と、
信じられない暴言を。
沢村さんも、
こんな役、嫌だったろうと思うわ。
原作は、
「月光仮面」の川内康範センセー。
前に、康範センセーの事を、
「恋愛を描くのが下手」などと、
失礼極まりない事を書いた記憶があるけれど、
この映画でも、
「なぜそんなに叶さんをいじめるの」
と言いたくなるような場面ばかり。
そういえば、
松尾和子さんが歌われた、
「誰よりも君を愛す」の歌詞も、
川内康範センセーが書かれたのね。
評価 ★★★☆☆