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「誰よりも君を愛す」 [映画]

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〔1960年/日本〕


テレビディレクターの半沢明人(本郷功次郎)は、
自分の番組に出演してくれた、
スチュワーデスの森砂江子(叶順子)と、
互いに惹かれ合う。


ところが、
砂江子に惚れている、
進藤コンツェルンのドラ息子・恭次郎(川崎敬三)が、
砂江子の飲み物に薬物を入れ、
意識を失った彼女を凌辱する。


絶望した砂江子は、
明人に別れを告げ、
恭次郎に復讐するため、
進藤コンツェルンに入社し・・・。





松尾和子さんの、
「誰よりも君を愛す」という歌を主題歌にした映画。


観ていて、
不快な気分にしかならない。


川崎敬三さん演じる、恭次郎という男、
こやつは、
同じ言葉を話す人間とは思えん。
ものの考え方が異常で、
何を話しても通じはしない。


こういう輩は、
こんな人間この世に存在しない、というくらい、
100%無視するしかないように思う。
相手にすればするだけ、
調子に乗る。


ヤキモキしながら観ていると、
案の定、
辛い目にあってしまう叶さん。


その後、
叶さんは、復讐するというのだけれど、
えー!
恭次郎の父の秘書になるだぁ!?
そんな悠長な。


こんな男に近づいたって、
また危険な目に遭うだけじゃないか・・・
・・・って、
私も、たかがこんな古い映画に、
そんなに力入れなくても(笑)。


で、結局、
恭次郎は、
復讐される。


でも、それは、叶さんの手によって、
ではなく、
彼が弄んだ、
多数の女の中の一人から、
ナイフで刺されるという方法で。


叶さんは、全く、1ミリも、
自分の手を汚さず、
明人の元へ。


あれほど復讐を誓っていたのは、
一体なんだったのか(笑)。


ただ、この映画、
これで終わりではない。


このあと、
「誰よりも誰よりも君を愛す」
というタイトルの続編がある。


「誰よりも」が2倍よ(笑)。
すぐ、取り掛かるつもり。


評価 ★★★☆☆

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