「競艶八剣伝」 [映画]
〔1960年/日本〕
金山奉行・大久保石見守が、
冤罪の汚名を着せられ、
切腹した。
生き残った石見守一門の8人は、
復讐を誓い、
8枚の鏡を持ち、
各地へ散った。
それから20年。
一門の娘たち8人が集結し、
敵討ちと相成るが・・・。
「南総里見八犬伝」を、
時代劇にして、
さらに、8人の剣士を、
美しい女性たちに置き換えた、
まさに、
「競艶」というのがピッタリな内容。
「里見八犬伝」の8人の各々が持つ、
珠に書かれた文字が、
「仁」 「義」 「礼」 「智」 「忠」 「信」 「孝」 「悌」
なのに対して、
こちらの美女たちが持つ鏡に書かれた文字は、
「木」や「土」や「水」など、
自然界のものだった。
ただ、全部は覚えられず(笑)。
その鏡というのが、
円形の物を、
放射状に8つに分けた、
とでもいうのか、
ピザを8等分したといえば、
分かり易いか。
こんな感じ。
8人が揃い、
持ち寄ったその鏡を
全員で合わせると、
1枚の美しい円形になるというのが、
めっちゃいい。
阿井美千子さんが、
最初、
男装していたのが、
カッコよかった。
小柄だし、
どう見ても女性なんだけど、
誰も気付かないというのはご愛敬(笑)。
評価 ★★★☆☆