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「わたしは最悪。」 [映画]

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〔2021年/ノルウェー〕


30歳の大台に乗ったユリヤ(レナーテ・レインスヴェ)は、
どうにも、人生の軸が定まらずにいた。
恋人のアクセルは、
グラフィックノベル作家として成功し、
そろそろ子どもを作ろうと言われるも、
そんな気にもなれない。


そんなある日、
ユリヤは、
知らない人たちのパーティに紛れ込み、
アイヴァンと知り合い、
意気投合する。


数日後、ユリヤが働く書店に、
偶然、アイヴァンが現れる。
2人は、互いの恋人と別れ、
同棲を始めるが・・・。





「わたしは最悪」か。
なんだか、しょっちゅう思っている気がする(笑)。


何か失敗したり、
理由もなく、落ち込んだり、
些細な事から、大きな事まで、
日々、生きる中で起こる、様々な出来事で、
「私ったら、最悪だわ」って(笑)。


でも、この映画の主人公・ユリアは、
このタイトルほどには、
最悪とは感じない。


仕事はしているし、
恋人もいる。
しかも、
別の恋人と付き合う時、
修羅場にもならず、
実にスムーズに、
電車にでも乗り換えるように、
次の男に移る。
これは凄い事だ(笑)。


私が、ちょっと生理的に合わないなぁと思ったのは、
ユリアが、新恋人のアイヴァンと出会った夜にした、
様々な行為。


2人は肉体関係には至らないのだけれど、
肉体関係のある男女でも
しないような事を、
やってのける。


申し訳ないが、
ちょっと気持ち悪い。
いや、もしかしたら、
初対面であんな事が出来ちゃう2人こそ、
運命なのだと、
表現したかったのかもしれないけど。


遊び心のある映像は、
ちょっと面白い。


評価 ★★★☆☆

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