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「トップガン マーヴェリック」 [映画]

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〔2022年/アメリカ〕


米海軍での輝かしい戦歴を誇る、
ピート・“マーヴェリック”・ミッチェル海軍大佐(トム・クルーズ)だが、
昇進を拒み続け、
今は、超音速テスト機の、
テストパイロットに甘んじている。


マーヴェリックは、
テスト機の速度を
マッハ10に達成させる事を成功させ、
かつての盟友・トム・“アイスマン”・カザンスキー海軍大将(ヴァル・キルマー)から、
「トップガン」での教官職を命じられる。


その頃、
敵対する某国が、
NATO条約に違反するウラン濃縮プラントを建設していた。
それを破壊すべく、
マーヴェリックは、
選りすぐりの精鋭パイロットたちに、
特殊攻撃を施す、厳しい訓練をする。


すると、パイロットの中に、
かつて、マーヴェリックと一緒の訓練中に死んだ、
ニック・“グース”・ブラッドショウの
息子・ルースターがいた。


ルースターは、自分の父が、
マーヴェリックのせいで死んだと思い込み、
憎しみを募らせており・・・。





冒頭からときめきが止まらない。
ケニー・ロギンスの「デンジャー・ゾーン」が
聞こえてくると、
顔が自然に笑ってしまうのと、
涙が出そうになる感情が同時に湧いてきて、
忙しい(笑)。


この映画、
トムクルの本気度が伝わってくるようだ。


なにせ、彼と、
そして、他の出演者たちは、
数カ月前から飛行訓練を受け、
撮影は、
本物の戦闘機の中で、
強いGを受けながら、
演技をしているとの事だ。


例え、架空の物語だとしても、
常に、本物に近い形を求める。
トム・クルーズの、
そういった姿勢は、
観る者に必ず伝わってくる。
面白くないわけがない。


戦闘シーンの迫力は、
最新の映像で、
それはもう、手に汗握る作りになっているのだけれど、


所々、36年前に公開された、
オリジナルの「トップガン」を彷彿とさせるような、
ちょっと古い雰囲気があるのもいい。


トムクルと、ジェニファー・コネリーとの、
恋愛の顛末なんて、
80年代の映画みたい(笑)。


それから、もう、めっちゃ嬉しかったのが、
ヴァル・キルマーの登場。


彼は、一時期、
とても太っていた事があり、
この作品への出演を知った時、
かつて、「アイスマン」と呼ばれた、
クールで、冷徹な面影が残っているのかと、
かなり不安を覚えたわけだが、


さすがはプロ。
変わらぬルックスを保ち続けているトムクルと並んでも、
何ら遜色なく、
年を重ねた分だけ、
柔らかい雰囲気を身につけ、
2人の再会の場面は、
それはもう、素晴らしかった。


もう一つ。
かつての死んだ仲間「グース」の息子が、
チームにいるというのも、感慨無量。


前作で、グースが死んだ時、
まだ幼かったあの男の子が、
こんなに大きくなって・・・
と、
まるで、親戚の子でも見るような気持ち(笑)。
命を繋ぐ、という意味を考えたりして。


評価 ★★★★★

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