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「わたしは最悪。」 [映画]

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〔2021年/ノルウェー〕


30歳の大台に乗ったユリヤ(レナーテ・レインスヴェ)は、
どうにも、人生の軸が定まらずにいた。
恋人のアクセルは、
グラフィックノベル作家として成功し、
そろそろ子どもを作ろうと言われるも、
そんな気にもなれない。


そんなある日、
ユリヤは、
知らない人たちのパーティに紛れ込み、
アイヴァンと知り合い、
意気投合する。


数日後、ユリヤが働く書店に、
偶然、アイヴァンが現れる。
2人は、互いの恋人と別れ、
同棲を始めるが・・・。





「わたしは最悪」か。
なんだか、しょっちゅう思っている気がする(笑)。


何か失敗したり、
理由もなく、落ち込んだり、
些細な事から、大きな事まで、
日々、生きる中で起こる、様々な出来事で、
「私ったら、最悪だわ」って(笑)。


でも、この映画の主人公・ユリアは、
このタイトルほどには、
最悪とは感じない。


仕事はしているし、
恋人もいる。
しかも、
別の恋人と付き合う時、
修羅場にもならず、
実にスムーズに、
電車にでも乗り換えるように、
次の男に移る。
これは凄い事だ(笑)。


私が、ちょっと生理的に合わないなぁと思ったのは、
ユリアが、新恋人のアイヴァンと出会った夜にした、
様々な行為。


2人は肉体関係には至らないのだけれど、
肉体関係のある男女でも
しないような事を、
やってのける。


申し訳ないが、
ちょっと気持ち悪い。
いや、もしかしたら、
初対面であんな事が出来ちゃう2人こそ、
運命なのだと、
表現したかったのかもしれないけど。


遊び心のある映像は、
ちょっと面白い。


評価 ★★★☆☆

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23区内全駅制覇・北千住駅 [23区内全駅制覇]

【23区内全駅制覇・各駅編】


第70回目の掲載は、
 ・JR常磐線快速
 ・JR常磐線各駅
 ・東武伊勢崎線
 ・つくばエクスプレス
 ・東京メトロ日比谷線
 ・東京メトロ千代田線
「北千住駅」です。


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地下鉄の北千住駅は工事中のようで、
駅名表示は、仮の幕で作られていました。




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この日、北千住に行った目的は、
駅からほど近い場所にある、
大橋眼科さんの建物を見るためです。


有名な建物なので、
ご存知の方も多いと思うのですが、
見つけた瞬間、
「うわっ」っと独り言が出てしまいました。
凄い、本当に凄いです。


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こちらの建物は、
大正6年に建てられた病院が取り壊されることになった際、
それを惜しんだ、
地元の眼科医ご夫妻が、
前の建物をイメージして、
改築されたのだそうです。


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しかも、都内の他の場所で、
取り壊された建物の、
様々な箇所が取り入れられているとの事。


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本当に貴重な建物です。
大橋眼科さんは、もう閉院してしまったそうですが、
取り壊さずに、
残していってほしい。


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通りを渡って、
全体を撮ってみました。
周囲は普通のマンションですので、
余計に目立ちます。


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細部も、とても凝っています。


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あぁ、中はどうなっているのか。
ものすごく気になります。


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それから、もう一つ。
北千住の貴重な建物が、
こちらNTT千住ビル。


1929年に建てられたそうです。


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駐車場の出入り口にするには
勿体ないような、
アーチ型の通路。
設計は
日本武道館などを手掛けた、
山田守さんだそうです。


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地下鉄を出ると、
飲み屋さんが連なっています。


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北千住の、
こういった雰囲気も好きです。


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「20歳~40歳」は、
熟女じゃないと思う(笑)。


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「ビリヤニ食堂」さんでお食事。


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チキンビリヤニをいただきました。





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※今まで行った駅のリンク集です。
 ↓
https://aomikamica.blog.ss-blog.jp/2010-09-22-13

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※以下に、このカテゴリーの1回目に書いた文章を
 貼り付けておきます。


2018年の4月から12月まで、
「23区内全駅制覇」というカテゴリーで、
 ↓
https://aomikamica.blog.so-net.ne.jp/2010-09-22-12
路線ごとに、駅名表示板を並べて、
掲載していたのですが、
次は「2周目」という事で、
今度は各駅の周辺を、もう少しゆっくり歩いてみたいと思います。


条件は特にないのですが、
駅周辺の雰囲気や建物を見たり、
それから、お食事かお茶ができればいいな、
と思っています。

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「トップガン マーヴェリック」 [映画]

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〔2022年/アメリカ〕


米海軍での輝かしい戦歴を誇る、
ピート・“マーヴェリック”・ミッチェル海軍大佐(トム・クルーズ)だが、
昇進を拒み続け、
今は、超音速テスト機の、
テストパイロットに甘んじている。


マーヴェリックは、
テスト機の速度を
マッハ10に達成させる事を成功させ、
かつての盟友・トム・“アイスマン”・カザンスキー海軍大将(ヴァル・キルマー)から、
「トップガン」での教官職を命じられる。


その頃、
敵対する某国が、
NATO条約に違反するウラン濃縮プラントを建設していた。
それを破壊すべく、
マーヴェリックは、
選りすぐりの精鋭パイロットたちに、
特殊攻撃を施す、厳しい訓練をする。


すると、パイロットの中に、
かつて、マーヴェリックと一緒の訓練中に死んだ、
ニック・“グース”・ブラッドショウの
息子・ルースターがいた。


ルースターは、自分の父が、
マーヴェリックのせいで死んだと思い込み、
憎しみを募らせており・・・。





冒頭からときめきが止まらない。
ケニー・ロギンスの「デンジャー・ゾーン」が
聞こえてくると、
顔が自然に笑ってしまうのと、
涙が出そうになる感情が同時に湧いてきて、
忙しい(笑)。


この映画、
トムクルの本気度が伝わってくるようだ。


なにせ、彼と、
そして、他の出演者たちは、
数カ月前から飛行訓練を受け、
撮影は、
本物の戦闘機の中で、
強いGを受けながら、
演技をしているとの事だ。


例え、架空の物語だとしても、
常に、本物に近い形を求める。
トム・クルーズの、
そういった姿勢は、
観る者に必ず伝わってくる。
面白くないわけがない。


戦闘シーンの迫力は、
最新の映像で、
それはもう、手に汗握る作りになっているのだけれど、


所々、36年前に公開された、
オリジナルの「トップガン」を彷彿とさせるような、
ちょっと古い雰囲気があるのもいい。


トムクルと、ジェニファー・コネリーとの、
恋愛の顛末なんて、
80年代の映画みたい(笑)。


それから、もう、めっちゃ嬉しかったのが、
ヴァル・キルマーの登場。


彼は、一時期、
とても太っていた事があり、
この作品への出演を知った時、
かつて、「アイスマン」と呼ばれた、
クールで、冷徹な面影が残っているのかと、
かなり不安を覚えたわけだが、


さすがはプロ。
変わらぬルックスを保ち続けているトムクルと並んでも、
何ら遜色なく、
年を重ねた分だけ、
柔らかい雰囲気を身につけ、
2人の再会の場面は、
それはもう、素晴らしかった。


もう一つ。
かつての死んだ仲間「グース」の息子が、
チームにいるというのも、感慨無量。


前作で、グースが死んだ時、
まだ幼かったあの男の子が、
こんなに大きくなって・・・
と、
まるで、親戚の子でも見るような気持ち(笑)。
命を繋ぐ、という意味を考えたりして。


評価 ★★★★★

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